LIXILは8月1日、新システムバスルーム「SPAGE(スパージュ)」を全国で発売する。25日に行われたプレス向け発表会で明かされた同商品の特徴を、いち早くお伝えしたい。

同社上席執行役員 浴室GBU BU長の深尾修司氏

くつろぎの空間と体験

「SPAGE」は「SPA(温泉)」と「AGE、GENERATION(時代/世代/型/発生)」を組み合わせた造語。"お風呂を愛する国のバスルーム"として、"湯を、愉しむ。時を、味わう"ことをコンセプトに、くつろぎの空間と体験を提供するとしている。

バスルームで打たせ湯も

同バスルームで際立つ特徴は、「肩湯」「アクアタワー」「音響と映像」の3つだ。

「肩湯」は、浴槽のヘッドレストに頭をもたせかけ、首から肩にお湯をかけることができるというもの。首を直接温めることで、血流量を増やすという効果があるとのこと。肩にかかる湯は浴槽から循環させているため、水の無駄遣いも防げるという。

写真手前の部分から、首~肩に向けて湯が出ている

「アクアタワー」には、「打たせ湯」と「オーバーヘッドシャワー」という機能がある。打たせ湯は"水の力強さ"を味わうというもので、スパリゾートなどにある「打たせ湯」を再現しているという。一方の「オーバーヘッドシャワー」は、優しく包まれるような水の浴び心地を実現。空気を含んだ大粒の湯を全身で浴びることができる。

「音響と映像」の機能としては、シャープと共同開発した、32型の大型浴室テレビの「アクアシアター」と、クラリオンと共同で音響チューニングをした「フルデジタルサウンドシステム」を用意している。

左「打たせ湯」、右「オーバーヘッドシャワー」

ドアや水栓にもこだわり

そのほかにも、くつろぎにこだわった6つの浴槽フォルムや、リラクゼーションを追求した照明演出を提供。壁やドア・水栓などについても、「くつろぎ」を目的とした提案をしている。

販売地域は全国で、詳細については同商品スペシャルサイトで確認できる。