三菱マテリアルは、「30代~40代ビジネスパーソンの投資・資産運用に関する実態調査」の結果を発表した。調査は、同社の純金積立「マイ・ゴールドパートナー」の新規広告キャンペーン「5% GOLD」の開始に伴い実施したもの。調査結果から、投資・資産運用経験者、検討者の投資方法の選択基準や実態、今後の利用意向などが明らかになった。

調査は6月6~7日、全国の30、40代の男女社会人を対象に実施。投資・資産運用経験者225人、未経験の検討者220人の有効回答をまとめた。まず、はじめに投資・資産運用開始のきっかけについて、トップの理由は「預金や貯金の金利が低すぎる」で全体の60%。以下、「お金や資産運用に関する勉強のため」(41.8%)、「老後の生活資金確保のため」(30.7%)の順位多かった。しかし、これから投資・資産運用を始める未経験者と40代では、「勉強」よりも「老後の生活資金確保」を重視する傾向にあった。

Q.投資・資産運用開始のきっかけは?

また、投資・資産運用を行う際の対象や運用方法の選択基準で重視するものとして最も支持を集めたのは「少額から始められる」。次いで「投資対象が安全である」が続き、経験者、未経験者ともに同じ結果となった。3位以降は経験者が「インターネット取引ができる」(41.8%)、「投資対象が長期間保有を前提としている」(29.8%)と続いたのに対し、未経験者では、「目的に合わせて投資方法が選べる」(30.0%)、「インターネット取引ができる」(30.0%)、「運用の仕組みが単純」(28.6%)と傾向が分かれた。一方、経験者・未経験者ともに最も支持が低かったのは「ハイリスクハイリターン」で、経験者で2.2%、未経験者で1.8%という結果となった。

これから投資・資産運用を検討している未経験者が「最もリスクが低い」と考えている運用方法の1位は「純金積立」(24.5%)。以下、2位「個人型確定拠出年金」(20.5%)、3位「債権」(15.0%)、4位「投資信託」(11.4%)、5位「外貨預金」(6.8%)の順に続いた。

Q.投資・資産運用を検討している未経験者が「最もリスクが低い」と考えている運用方法は?

投資・資産運用経験者が実際に行ったことがある運用方法、また未経験者が検討している運用方法で最も支持を集めているのは「株式」で、経験者が66.2%、未経験者が51.4%。以下は、経験者の2位は「投資信託」(51.1%)、3位「外貨預金」(31.6%)、未経験者の2位は「FX(外貨証拠金取引)」(28.2%)、3位「投資信託」(22.3%)と若干意見が分かれた。また、未経験者に最もリスクが低い運用方法としてトップの支持を集めた「純金積立」は21.8%で4位となり、少額からの投資と安全を重視している傾向にありながらも、実際の運用方法においては、ある程度のリスクを負ってでも高いリターンを狙っている姿勢も伺える結果となった。

投資・資産運用後の資産増加目標の平均は、経験者が+189.6%、未経験者が+128.9%。また、運用開始時に用意した資金の平均額は経験者が371万933円、未経験者が117万1,136円。価格帯で見た場合で最も多いのは、経験者で「~10万円」(17.8%)、「51~100万円」(17.3%)の順で100万円以下が全体の61.3%を占め、未経験者では「~10万円」(29.5%)、「51~100万円」(18.6%)の順で、100万円以下が全体の80.9%と、経験者、未経験者ともに100万円以内の資金から運用を開始していることがわかった。

今後の運用以降について、「純金積立」を検討してみたいとする人の割合は、運用未経験者で85.9%。経験者でも67.5%と過半数を大きく上回り、安全で少額からの運用開始が可能な投資方法として注目を集めていることが示される結果となった。