PCメーカー各社からタブレットの2014年夏モデルが出揃った。その中でも特に注目したい6製品を紹介しよう。
タブレットの製品選びで重視すべきポイントは
タブレット選びの観点で売り場を見渡したとき、去年と一番大きく変わった点は、主流だったAndroidタブレットに加え、Windowsタブレットの選択肢がぐっと増えたことだ。もちろん、Windowsタブレットよりも安価なAndroidタブレットも個性的な製品がどんどん登場している。
トレンドとしては、画面サイズが大きめのタイプが売れ筋に入ってきて、10.1~12.0型のタブレットではノートPCと比較したくなるほど高性能な製品も登場している。機能や性能を重視するか、大きさや重さなどの持ち歩きやすさを重視するか、あるいは価格やサポート体制を重視するか。用途や利用頻度なども考えながら、最適な一台をチョイスしたい。ここではコンセプトの異なるオススメのタブレット6製品を紹介する。
NEC「LaVie Tab E TE508/S1L」
ビギナーの大本命! わかりやすい取説が付いている簡単タブレット
「LaVie Tab E TE508/S1L」は、1,280×800ドット解像度の10.1型IPS液晶を搭載し、家族で共用することを想定したタブレット。特に秀逸なのが、取扱説明書とは別に用意されている、起動や基本操作を図解した「かんたん! セットアップシート」だ。電源の入れ方、アプリの起動や終了の仕方など、一度覚えてしまえばなんでもない操作をA3サイズ1枚できっちりフォローしており、タブレットやスマートフォンが未経験のユーザーでも安心して導入できる。また、国内最大級の電子書店「eBookJapan」の専用リーダーを搭載し、電子書籍やコミックの読書にも適する。ハードウェアで注目したいのは、写真や文字がくっきり表示されるIPS液晶と、言葉や音楽が聞き取りやすく臨場感もたらすDolby Digital Plusの採用。動画や音楽も快適に楽しめるタブレットだ。
OS | Android 4.2 |
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画面サイズ/解像度 | 8型ワイド/1,280×800ドット |
CPU | MT8121(1.3GHz) |
ストレージ/メモリ | 16GB/1GB |
バッテリ駆動時間 | 約8時間(Web閲覧時)、約7時間(ビデオ再生時) |
主なインタフェース | IEEE802.11b/g/n、Bluetooth 4.0、microUSB、 microSDカードスロットなど |
本体サイズ/重量 | W136.0×D217.0×H8.95mm/約360g(本体のみ) |
市場価格 | 税別20,800円前後 |
東芝「dynabook Tab S50/36M」
授業や会議で活躍するWindowsタブレット
「dynabook Tab S50/36M」は、OSにWindows 8.1 with Bingを搭載したタブレット。Androidと異なり、PCと同じ感覚で使い始められる。このモデルでは、スタンドにもなる着脱可能な専用Bluetoothキーボードが付属する。ノートPCのようにキー入力ができるので、メールや文書作成にも活用したい人にピッタリだ。便利なのが、ホワイトボードや黒板を撮影したときに歪みや映り込みを自動補正して保存できる「TruCapture」というアプリ。会議や授業に出る機会の多い人にはぜひ注目してほしい機能だ。Microsoft Office Home and Businessもバンドルされている。スピーカーは臨場感あるサウンドが楽しめるDolby Digital Plusに対応している。
OS | Windows 8.1 with Bing 32bit |
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画面サイズ/解像度 | 10.1型/1,920×1080ドット |
CPU | Intel Atom Z3735F(1.33GHz) |
ストレージ/メモリ | 64GB/2GB |
バッテリ駆動時間 | 約7.0時間(JEITA 2.0)、約9.5時間(JEITA 1.0) |
主なインタフェース | IEEE802.11b/g/n、Bluetooth 4.0、microHDMI、microUSB 2.0、 microSDカードスロットなど |
本体サイズ/重量 | W258.8×D175.0×H9.0mm/約555g(本体のみ)、約995g(キーボード装着時) |
市場想定価格 | 税別70,000円前後 |
ソニー「Xperia Z2 Tablet SGP512JP」
外に持ち出したくなるスタイリッシュ & エンターテイメントモデル
「Xperia Z2 Tablet」のWi-Fiモデル「SGP512JP」は、厚さ約6.4mm、重さ約426gという、10.1型でWi-Fi対応としては世界最薄・最軽量を実現した超スリムなタブレットだ(2014年5月現在、ソニー調べ)。画面はフルHDに対応するトリルミナスディスプレイ for mobileで色鮮やか。ソニー製ブルーレイディスクレコーダーや「nasne」で録画したテレビ番組をお出かけ時や通勤通学の電車で観るといった使い方にも向いている。しかもIPX5/8の防水性能を備えているので、バスルームで湯船に浸かりながらの読書や映画鑑賞もOK。ウォークマンで培ったデジタルノイズキャンセリング機能を搭載するなど、外出先で音楽をより良い音で聞きたいユーザーにもオススメだ。
OS | Android 4.4 |
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画面サイズ/解像度 | 10.1型/1,920×1200ドット |
CPU | Qualcomm Snapdragon 801(2.3GHz) |
ストレージ/メモリ | 32GB/3GB |
バッテリ駆動時間 | 約200時間(音楽再生時)、約13時間(ビデオ再生時)、約11時間(Wi-Fi Web閲覧時) |
主なインタフェース | IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0、microUSB、 microSDカードスロットなど |
本体サイズ/重量 | W266.0×D172.0×H6.4~6.7mm/約426g |
市場価格 | 税別55,500円前後 |