NTTドコモ、ソフトバンクに続いてKDDI(au)からも新料金プラン「カケホとデジラ」が発表された。どんな使い方をすれば、これまで契約していた旧料金プランより安くお得になるのだろうか。本稿では「個人がスマートフォンを契約した場合」「家族でデータ容量をシェアした場合」などについて考えてみたい。
基本事項をおさらい
まず基本的なことをおさらいする。月額料金の算出方法は、以下のように変更される。
【旧プラン】「基本料+通話料+ISP+パケット定額」
【新プラン】「基本プラン+ISP+データ通信パック」
つまり「基本料+通話料」が「基本プラン」に変更される。新プランでは話し放題になるため、通話料という概念が存在しなくなるのだ。一部に具体的なサービスの名称を当てはめると、以下のようになる。
【旧プラン】LTEプラン+通話料+ISP+LTEフラット
【新プラン】電話カケ放題+ISP+データ通信パック
ここに月額の利用料金を当てはめてみよう。新プランでは5GBまで、および8GBまでパケット通信を行う2通りの場合を想定してみた。
【旧プラン】934円+通話料+ISP+5,700円=6943円+通話料
【新プラン】2,700円+ISP+5,000円=8,000円(5GBプラン適用時)
【新プラン】2,700円+ISP+6,800円=9,800円(8GBプラン適用時)
ここで少し解説する。旧プランの基本料934円と新料金プランの基本料金2,700円は、2年縛りの「誰でも割」を適用した場合。ISPも新旧プランともに300円で変わらない。データ通信については、旧プランのLTEフラットでは7GBまで定額だった。新プランでは2GB/ 3GB/ 5GB/ 8GB/ 10GB/ 13GBの中から使い方に合わせて自由に容量を選択できる。容量の上限が増えれば月額料金が増える仕組みだ。なお、新プランにおいて、パケット容量は0.5GBにつき500円、1GBにつき1,000円で追加購入することができる。