多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、「液晶の脂よごれ、いますぐ落としたい!」という質問に答えます。

＊＊＊

これからの季節、肌のテカリが気になりますよね。そしてテカった状態のとき、スマホにかかってきた電話に出ようものなら……液晶に皮脂汚れがバッチリ付着します。しかもその皮脂汚れ、布やティッシュで拭ってもなかなか落としきれません。最悪の場合、皮脂汚れが液晶全体に引き伸ばされてしまいます。

そんなときは、おサイフの中に不要なレシートがあるかどうかチェックしましょう。コンビニなどで買い物したときのレシートを利用して、液晶表面に付着した皮脂を拭おうというわけです。ほとんどのスマホには強化ガラスが採用されているのでキズの心配は無用、レシートで何度か擦れば皮脂汚れを落とすことができます。専用クリーナーほどしっかりとは落とせませんが、スマホの画面を人に見せなければならないときなど急場しのぎにはじゅうぶん役立ちます。

ただし、利用するレシートは感熱紙タイプでなくてはなりません。レシートが感熱紙タイプかどうかは、表面をツメで強くこすったとき黒い線ができるかどうかで判断できます。黒い線ができなければ、感熱紙ではないと判断できます。

このワザは、感熱紙の表面に塗布されている特殊な薬品(ロイコ染料と顕色剤)が油分に反応する特性を利用しています。だからレシートは感熱紙タイプでなければならず、それ以外では皮脂汚れ落としにあまり役立ちません。薬品が塗布されていないレシートの裏側についても同様で、一般的な紙で擦ったときと効果は変わりません。

皮脂汚れが目立つスマホの液晶は、感熱タイプのレシート表面で何度か擦ればキレイに落ちます

レシートが感熱タイプかどうかは、ツメで強く擦ったとき黒い線が出ることで判定できます

(記事提供: AndroWire編集部)