女優の岩下志麻が、今夏放送予定のフジテレビ系ドラマ『アウトバーン マル暴の女刑事・八神瑛子』で主演の米倉涼子と初めて共演することが23日、明らかになった。
同作は、作家・深町秋生の同名小説を原作に、「正義のためなら一切、手段は選ばない」という信念を持って凶暴な男たちとも対等に渡り歩く"マル暴"刑事・八神瑛子の活躍を描いた物語。瑛子は周囲から"カメレオン"と呼ばれ、美貌を武器にキャラクターも七変化させながら、事件解決を目指していく。
岩下が演じるのは、中国人女マフィアのボス・劉英麗(りゅう えいれい)。裏社会からの情報を頼りにすることもある瑛子は、英麗からの依頼「在日中国人の悪党の成敗」を請け負う代わりに、事件解決の糸口となる情報を受け取っている。米倉演じる瑛子がファッショなブルな出で立ちで自慢の美脚を披露する一方、岩下の英麗も負けじとチャイナドレスやイブニングドレスといったゴージャスな装いで独特の存在感を放っている。
劇中では中国語も交わすという2人。米倉は、初共演となる岩下との初対面を「初めてお会いしたのはリハーサルの日で、その時に"ザ・女優"ってこういう方のことを言うんだと感じました」と振り返ると、「『極道の妻たち』のイメージが強かったんですが、ものすごく気さくで、優しい方でした」と絶賛。「生活感が感じられないので "炊事はするんですか"って聞いた上に、"ご自宅でもドレスを着るんですか?"って聞いちゃいました(笑)。"Tシャツとパンツスタイルよ"っておっしゃっていましたね。あと、昔はすごくお酒を飲まれたそうで、"主人との初デートでは二人で2升飲んだのよ"っておっしゃっていました」と互いのやりとりを明かした。
一方の岩下は米倉の存在を「華があってチャーミングですてきな女優さんです。今、旬の女優さんだと思います」と説明し、「日本人離れした体形で足は長いしうらやましいです。性格も明るくてすごくさばさばしていて、とても気持ちの良い方で、初対面という感じがしなくて、とても親しみをもって接することができました」とコメント。「国籍が違う役ってこれだけ女優をやってきて一度も演じたことがなくて、チャイナドレスも初めてなんです! 他に中国語のセリフとか、初めてがいっぱいでした」と貴重な経験になった様子で、「華やかな衣装ってすごく好きなので、気持ちが高揚しました(笑)」と興奮を伝えていた。