JR東日本は23日、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録決定を記念し、ポスター掲出や新幹線車両へのラッピングをはじめとする誘客推進策を展開すると発表した。

駅貼りポスターイメージ(B0判)

ポスターは、当時の技術革新の中心を担った富岡製糸場と、現代技術の最先端である新幹線を描いたデザイン。B0判とB1判の2種類を制作し、23日以降順次、JR東日本の全駅に掲出する。首都圏線区内の車内にも、同じ内容の車内吊りポスターを掲出する。

新幹線車両へのラッピングは、上越新幹線E4系2編成で実施。「祝 世界遺産!」の文字が入ったステッカーを車体に貼り、祝賀ムードを盛り上げる。運行日は7月17日以降になる予定だという。富岡製糸場へ行く際の乗換駅となる高崎駅でも、横断幕設置やフロア装飾をなどを行い、歓迎ムードを演出する。

首都圏エリアの主要駅では、小冊子「富岡製糸場から始まる旅」を23日以降に設置。富岡製糸場周辺の店舗で使えるお得なクーポンが付いた旅のガイドブックで、約11万部を無料配布する。観光情報サイト「旅どき net」では、「富岡製糸場と絹産業遺産群」特集ページを開設。ポスターに使用されているメインビジュアルの壁紙ダウンロード、列車で行くお得なツアーの紹介、周遊に便利なフリーきっぷや観光タクシーなどの観光情報を掲載する。