2013年6月22日、カンボジアのプノンペンで開催された第37回ユネスコ世界遺産委員会において、富士山が世界文化遺産に登録されました。あれから早くも1年が経過。それをお祝いするイベント『富士山ペンキ絵LIVE』が富士急ハイランドで実施されるとの情報を聞きつけたため、潜入取材を敢行してきました。
このイベントは、富士山の保護・保全活動に貢献するポータルサイト「goo富士山版」と富士山エリアの総合情報サイト「フジヤマNAVI」が共同で企画したもの。富士山は昨年、世界文化遺産に登録はされているものの、実はイコモスという世界遺産に値するかを審査する非政府組織から2016年2月までに環境保全策の提出を求められており、これを怠ると登録が取り消される可能性もあるんです。そこでイベントを通じて、富士山の"美しさ"や"かけがえのなさ"を多くの人に再認識してもらい、富士山の保護・保全への意識を高めることを目的としているそう。
試しに、筆者もその場で「goo富士山版」のアンドロイドアプリをダウンロードし、会場で使用してみました。このアプリは、使って調べ物をしたりコンテンツを閲覧したりするだけで、サイトの収益の一部が富士山の自然保護活動を行うNPO、NGO団体へ寄付されるため、手軽に富士山の保全活動が行えるんです。この小さな取り組みが富士山の世界文化遺産登録の維持につながったらうれしいですね。
また、イベント内では縦2メートル、横4メートルの巨大キャンパスに、日本唯一の女性銭湯絵師の田中みずきさんが富士山のペンキ絵を描くライブパフォーマンスも披露されました。この富士山は「おもてなし」をテーマにされており(絵の中に3つのハートが描かれています)、日本の伝統文化である銭湯ペンキ絵を通して暖かみのある美しい富士山が描かれました。
<田中さんコメント>
普段は東京の銭湯で富士山の絵を描いているため、富士山は遠くで見守っていてくれる存在だが、今日は富士山を近くに感じながら描けて、とても良かった。 富士山は世界に誇れる山なので、奇麗な富士山が見られるよう、多くの人に富士山の保全活動に関心を持って欲しい。
このような活動を通じ、富士山の保全活動が進むことで富士山の世界文化遺産登録が継続され、より多くの人が富士山からの「おもてなし」を受けることができるようになることを切に願います。
■ 記事提供:gooスマホ部
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