映画『超高速! 参勤交代』の初日舞台あいさつが20日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、キャストの佐々木蔵之介、深田恭子、伊原剛志、西村雅彦、寺脇康文、上地雄輔、知念侑李(Hey!Say!JUMP)、柄本時生、六角精児と本木克英監督が出席した。

左から、佐々木蔵之介、深田恭子

本作は、第37回城戸賞を受賞した土橋章宏の脚本を映画化した、歴史エンタテインメント作品。享保20年、弱小貧乏藩の湯長谷藩は、江戸幕府から5日以内の参勤交代を命じられる。時間もお金も人も不足しているという絶体絶命の状況の中、藩主の内藤政醇(佐々木)らはこの無理難題に奇想天外な作戦で立ち向かう――というストーリーで、映画は全国公開中。

主演の佐々木は、「ドロドロになりながら、"超高速"で駆け抜けた撮影でした。劇場を出たら"超高速"で面白かったと伝えて」とあいさつし、本作が公開されている劇場が全館満席だと伝えられると、「泣けてきますね」と感無量。イベント中盤では、16日に福島県いわき市の湯長谷城跡を徒歩で出発し、5日間のリアル参勤交代に挑戦していたいわき市民7人が到着し、「殿! 映画の宣伝、ご苦労様です」と献上品を手渡された佐々木は、「このたびの参勤、値千金であったぞ」と大感激していた。

また、タイトなミニドレスで観客を魅了した紅一点の深田は、本作の内容にちなんで「人生における無理難題」を聞かれると、「どんな役をいただいても、『私に出来るの?』って思っちゃう。今回もすごいセリフがあったので、(撮影所がある)京都に向かう新幹線でドキドキしてました」と告白。一方、「撮影現場では無理難題が多い」とこぼした伊原は、「19歳の時に戦隊ヒーローの悪役で全身タイツを渡されたけど、背が高くて入らなくて。『体を合わせて』って言われました」と明かして笑いを誘っていた。