午年を機に再認識するロンジンの価値と魅力

スイスのバーゼルで開催されたウオッチ&ジュエリーの祭典「BASELWORLD 2014」。LONGINES(ロンジン)は、過去の偉大なタイムピースを復刻。また、今年は午年ということもあり、同社の歴史とも関係の深い「馬」をモチーフとしてブースを演出。馬は堂々と誇り高く、名誉とエレガンス、性能を象徴している。と同時に、それらはロンジン・プロダクツの価値と魅力でもあるのだ(以下、写真をクリックすると拡大表示)。

ロンジンのブース

ブースには、大きな馬のオブジェも飾られていた

ロンジン エレガント コレクション

ロンジンが創業当初から命題としている「エレガンス」をテーマとしたコレクション。クラシカルなデザインとスマートなラインを体現しつつ、幅広い文字盤バリエーションを取りそろえている。

ムーブメントは自動巻。ケースはSSまたはSS+ローズゴールドで、3気圧防水。風防はサファイアガラス。バンドはSSまたは18Kゴールド。メインサイズのケース外径は34.5mm。価格は18万2,000~27万1,000円(税別)で、2014年秋の発売予定。

アンスラサイトダイヤル+ローズゴールドケースモデル

ムーブメントのローターもローズゴールド

ローマンインデックスのホワイトダイヤル+SSケースモデル

コート・ド・ジュネーブのローターが美しい

コンクェスト ヘリテージ 1954-2014

ロンジンが「コンクエスト」ブランドの特許申請をしてから、今年は60周年にあたる。これを記念して、オリジナルの「コンクエスト」をそのまま再現した「コンクエスト・ヘリテージ1954-2014」が登場。

ケースは、外径35mmのSS、イエローゴールドまたはローズゴールドで提供される。防水性能は3気圧。オリジナルと同様に、今回の記念モデルもゴールドとエナメルの「ロンジン品質のゴールド・シール」メダルで飾られる。バンドはブラックアリゲーター。価格は57万9,000円(税別)で、2014年10月の発売予定。ゴールドダイヤル+イエローゴールドケースは世界限定60本、シルバーダイヤル+イエローゴールドケースは世界限定600本。

世界限定600本となるシルバーダイヤル+イエローゴールドケース

ロンジン エクエストリアン レピーヌ

ロンジン エクエストリアン レピーヌ(左)と1927年のオリジナルモデル(右)

ロンジンは、世界でも権威ある数々の乗馬フラットレースの公式パートナーを長年務めており、馬と関係の深いブランドだ。そんなロンジンが、午年にちなんで懐中時計を発売する。モチーフとなったのは、1927年に製造された金属製懐中時計。なお、この実物は現在、スイスのロンジン・ミュージアムに展示されている。

ダイヤルには古風なアラビアインデックス、赤文字の24時間表記、6時位置のスモールセコンド、美しいブレゲ針。そして裏ぶたの障害物を跳び越す馬の彫刻まで、「ロンジン エクエストリアン レピーヌ」は、オリジナルのデザインを忠実にトレースしている。

ムーブメントは手巻、パワーリザーブは53時間。ケースは外径49.5mmのローズゴールド。風防はサファイアガラス。価格は422万円(税別)。世界限定10本の稀少品ながら、日本には3~5本が渡ってくる予定という。

ロンジン エクエストリアン レピーヌ

裏ぶたには、障害物を跳び越す馬が彫刻されている

1927年のオリジナルモデル

裏蓋の馬の彫刻が確認できる