米Amazonは18日(米国時間)、「Amazon Fire Phone」を発表した。同製品は、同社が開発した初のスマートフォン。4.7インチサイズで3Dのような奥行きを感じる表示や、見たものや聞いた音楽をカメラとマイクを使って認識し、すぐにAmazonのオンラインショップから購入できる「Firefly」といった機能が特長となっている。
そんな「Amazon Fire Phone」を欲しいかどうか、iPhoneおよびAndroidスマートフォンを使用している、マイナビニュース会員319人にアンケートを実施した。
iPhoneユーザーで「Amazon Fire Phone」を欲しい人は約11%
アンケートに協力いただいた319人のうちiPhoneを使っている人は、のべ158人だった。まずはiPhoneユーザーに「Amazon Fire Phone」を欲しいかどうか聞いてみた。
iPhoneユーザーのなかで「欲しい」と回答したのは158人中17人で約11%となった。その理由を聞いていみると、「Amazonを普段から利用するので、すぐに検索できる機能は嬉しい」や「試してみたい」といった機能面を評価する意見が多かった。
一方で「欲しくない」と回答した人たちの意見としては、「iPhoneで十分」、「iPhoneに愛着があるからいらない」、「Apple製品の方が好き」というように、「Amazon Fire Phone」について意見があるというより、「iPhoneが好き」という意見が目立った。
Androidユーザーで「Amazon Fire Phone」を欲しい人は約15%
全体の319人のうちAndroidスマホを使っている人は、のべ149人だった。iPhoneユーザーと同じようにAndroidユーザーにも「Amazon Fire Phone」を欲しいと思うか聞いてみた。
Androidユーザーのなかで「欲しい」と回答したのは149人中22人で約15%となった。iPhoneユーザーよりもAndroidユーザーの方が若干、「Amazon Fire Phone」に興味を持っているようだ。
「欲しい」理由を聞いてみると、「スマホで3Dのような画面が見られるのは画期的」、「面白そう」、「独自機能が良い感じ」といったように「Amazon Fire Phone」ならではの機能に興味を持った意見が多かった。
「欲しくない」と回答した人たちの理由としては「詳細な情報がまだわからないから」、「役に立つ場面を想像しにくい」、「実物を触らないと判断できない」というように、実際に触れてから判断したいという慎重な意見が多かった。
「Kindle」などAmazon製の端末ユーザーの約30%が「欲しい」と回答
最後に、タブレット端末「Kindle」などAmazon製のデジタル端末を持っている人にも欲しいかどうか聞いてみた。Amazon製のデジタル端末を持っている人は319人中、のべ32人で約10%だった。
その32人のうち、「Amazon Fire Phone」を欲しいと回答していたのは10人で、約30%だった。理由としては「Kindleと連携させられる」という意見が圧倒的だった。
やはりAmazon製品に馴染みのあるユーザーほど、「Amazon Fire Phone」を欲しいと考えているようだ。
「Amazon Fire Phone」についての詳細な情報がまだ浸透していなかったり、日本での発売自体が未定というなかで、およそ10人に1人が興味を持っている結果となった。日本国内ではiPhoneユーザーとAndroidユーザーに2極化しているが、仮に「Amazon Fire Phone」が発売された場合、どこまで間を割っていけるか楽しみである。
調査時期:2014年6月19日~2014年6月20日
調査対象:iPhoneおよびAndroid端末ユーザーのマイナビニュース会員
調査数:319件
調査方法:インターネットログイン式アンケート
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