旅行情報サイト「Travelzoo(トラベルズー)」を運営するトラベルズー・ジャパンは、35~64歳の男女508人を対象に、夏休みの旅行に関する意識・動向調査を実施した。
旅行消費は増加傾向
「今年の夏休みは旅行をしますか?」という質問には、アラフォー世代(40代前後)の81.8%、アラフィフ世代(50代前後)の73.1%、アラカン世代(60代前後)の73.2%が「夏休みは旅行をする」と回答。3世代ともに、7割以上の人が旅行へ行く予定であることが分かった。
夏休みに旅行の予定がある人に「昨年と今年の夏休みの旅行はどこに行きましたか?(行きますか?)」と聞いたところ、どの世代でも約半数の人が「国内」と回答。「海外」と答えた人は、アラフォー世代では昨年の22.4%から23.5%に、アラカン世代では27.3%から30.0%に微増した。なお、アラフィフ世代では29.8%から29.4%に微減している。
「国内・海外両方」と回答した人は、アラフォー世代では昨年(10.3%)の倍の20.6%となり、アラフィフ世代では9.3%から21.5%、アラカン世代では12.2%から15.0%と各世代で増加した。旅行消費は増加傾向にあると言える。
かけるお金も増額
「昨年と今年の夏休みの1人あたりの国内総旅行費(お土産代、現地でのお小遣い除く)」について聞いたところ、アラフィフ世代では、昨年は「1万円~3万円未満」(28.7%)が最多だったが、今年は「3万円~5万円未満」(30.4%)が最も多かった。アラフォー世代、アラカン世代では昨年と同様「3万円~5万円未満」が最も多かったが、アラカン世代で2番目に多かった回答は「5万円~7万円未満」で、全体的に増額傾向にあることが分かった。
海外旅行についても総旅行費をたずねたところ、昨年は全世代で「5万円未満」が最多だったのに対し、今年はアラフォー世代で「5万円~10万円未満」「10万円~15万円未満」(ともに27.3%)、アラフィフ世代で「5万円~10万円未満」(29.9%)、アラカン世代で「10万円~15万円未満」(21.4%)が最も多い回答となった。
「食事」と「温泉」ははずせない?
「今年の夏休み国内旅行の目的で重要なポイントは何ですか?」という質問には、アラフォー世代では「食事」(21.3%)が最も多く、「温泉」(18.3%)、「自然体験」(13.2%)が後に続いた。アラフィフ世代では「温泉」(22.0%)、「食事」(19.6%)、「リラクゼーション」(17.6%)、アラカン世代では「温泉」(24.7%)、「食事」(18.0%)、「自然体験」(11.7%)の順で多く挙がり、3世代ともに「食事」と「温泉」が人気であることが分かった。
海外旅行に関しては、アラフォー世代では「リラクゼーション」(23.4%), 「食事」(20.6%)、「買い物」(15.0%)の順に多く、アラフィフ世代でも同様だった。アラカン世代では、「買い物」(15.0%)が最も多く、「史跡巡り」(14.3%)、「リラクゼーション」(13.5%)と続いた。「買い物」が最も多かったことから、アラカン世代は消費傾向が高いことがわかる結果となった。