インテルは19日、同社製プロセッサを搭載したタブレットPCや2-in-1 PCの拡販に向けた「"インテルはいってる"タブレット・キャンペーン」の実施を発表した。これに合わせて都内で記者説明会を開催し、キャンペーンの概要を紹介した。
インテル代表取締役社長 江田麻季子氏 |
説明会に登場したインテル代表取締役社長 江田麻季子氏は「タブレットはこれまで個人ユースがメインだったが、Intelプロセッサを搭載したWindowsタブレットが続々と登場し、ビジネスとの親和性も高まってきた。タブレットが忙しいビジネスマンに役立つ機器になってきたと考えて、今回のキャンペーン実施にいたった」とキャンペーンの背景について説明した。
Intelプロセッサ搭載製品の魅力として、江田氏は「パフォーマンス」「省電力技術による長時間駆動」を挙げ、また2-in-1 PCではPCとしてビジネスの場で活用できるほか、タブレットとして個人ユースでも使える柔軟性をアピールした。その上で「多くのビジネスパーソンの方に体験してほしい」と話した。
「"インテルはいってる"タブレット・キャンペーン」では、人気漫画「島耕作」シリーズの主人公「島耕作」とコラボして、WebサイトやSNS家電量販店などで同社製プロセッサを搭載したタブレットPCや2-in-1 PCを訴求するほか、全国8都市で体験型イベントを開催する。
「島耕作」とコラボしてのキャンペーン。Intelの社章がついたスーツを着こなし、Intelプロセッサ搭載タブレットを使いこなす。ちなみに現在「島耕作」シリーズは雑誌"モーニング"で「会長 島耕作」が、同じく雑誌"イブニング"で「学生 島耕作」が連載中だ |
江田氏によるとビジネスパーソンに向けた製品を訴求すべく、"できるビジネスパーソン"のモデルとして選ばれたのが「島耕作」だという。
説明会にはゲストとして、「島耕作」シリーズの作者である漫画家の弘兼憲史氏と、「日本のビジネスパーソンを元気にする応援団代表」として元モーニング娘で女優・歌手の高橋愛さんがゲストとして登壇した。
弘兼憲史氏 |
高橋愛さん |
弘兼氏もIntelプロセッサを搭載したタブレットを普段から利用しているが、劇中の島耕作もPCや携帯電話を使いこなして仕事をしているという設定で、「島耕作は新しいものに興味を持って使いこなすタイプだと思っています。漫画の中でも机の上にはPCやタブレットが置いてあるように描いています」と弘兼氏は語った。
"格好いいビジネスパーソン"について聞かれた高橋さんは「"島耕作さん"のような人も最高に格好いいと思いますし、英語を話せるところを見たり、PCやスマートフォンを使いこなしている人も格好いいと思います」と話した。
インテルが開催を予定する体験イベントでは、タブレットや2-in-1 PCを使って、質問に答えると自分の適性などが分かる「ビジネス診断」が可能で、弘兼氏や高橋さんも「ビジネス診断に」挑戦した。弘兼氏は「取締役タイプ」で高橋さんは「課長タイプ」となった |
Intelプロセッサ搭載製品も多数展示
会場にはすでに販売中や今後発売を予定するIntelプロセッサ搭載製品が多数展示されていたので、写真を中心に紹介したい。
Microsoft Surface Pro 3。山田祥平によるコラムでは、COMPUTEX TAIPEI 2014会場で展示されていたSurface Pro 3はInstantGoに対応していたという。今回の展示機もコマンドプロンプトから確認したところInstantGo対応とみられる |
パナソニック Let's note MXシリーズ。MX3の一部モデルではInstantGoに対応している |
東芝 dynabook Tab S50/26M。6月16日に発表された10.1型タブレット。7月上旬の発売を予定する |
東芝 dynabook KIRA L93。7種類の変形スタイルで利用できる2-in-1 PC。6月下旬より発売する |
東芝 dynabook Tab S38/26M。OSにWindows 8.1 with Bingを搭載した8型タブレットで、7月上旬以降発売する。価格は3万円台後半から |
Lenovo Miix 2 8。6月12日に128GBモデルが発表されたばかり |
ASUS MeMO Pad 7(左)/ASUS MeMO Pad 8(右)。いずれもBay Trail-TことIntel Atom Z3745を搭載する。OSはAndroid 4.4.2(KitKat) |