タムロンは6月19日、光学設計を一新したフルサイズデジタル一眼レフカメラ用高倍率ズームレンズ「28-300mm F/3.5-6.3 Di VC PZD(Model A010)」を発表した。キヤノン用とニコン用を用意し、6月26日に発売する。希望小売価格は80,000円(税別)。

「28-300mm F/3.5-6.3 Di VC PZD(Model A010)」(キヤノン用)

「28-300mm F/3.5-6.3 Di VC PZD(Model A010)」(ニコン用)

従来モデルから光学設計を一新した高倍率ズームレンズ。焦点距離は28mm~300mmで、超音波モーター「PZD(Piezo Drive)」と、手ブレ補正機構「VC(Vibration Compensation)」を搭載。デザインも新しくなり、本体はコンパクトにまとめられている。

レンズ面の反射を抑える「BBAR(Broad-Band Anti-Reflection)」コーティングを採用。フレアやゴーストを大幅に抑制し、望遠側の色収差を低減。ヌケの良い画像を提供する。レンズ内に水滴が侵入しにくい簡易防滴構造も採用する。

主な仕様は、焦点距離が28-300mm、開放F値がF/3.5-6.3、画角が75度23分-8度15分(35mm判フルサイズ一眼レフカメラ使用時)、最小絞りがF22-40。レンズ構成は15群19枚で、絞り羽枚数は7枚(円形絞り)。最短撮影距離は0.49m(ズーム全域)、最大撮影倍率が1:3.5。フィルター径は67mm。花形フードが付属し、本体サイズは最大径が約74.4mm、長さが96mm、重量は540g。