発明協会は18日、「戦後日本のイノベーション100選」第1回分を発表した。その結果、トップ10には新幹線やインスタントラーメンなどが選ばれた。

同協会は、戦後日本で成長を遂げ、経済発展に貢献したイノベーションを選定する事業を実施している。同事業では、イノベーションを「経済的な活動であって、その新たな創造によって、歴史的社会的に大きな変革をもたらし、その展開が国際的、或いはその可能性を有する事業」と定義。

今回の100選では、一般および有識者アンケートの結果などを参考に審議を行い、38件を選んだ。なお、発明が外来のものであっても、日本で大きく発展したものも選定対象となる。

アンケート投票トップ10にランクインしたのは、内視鏡(1950年)、インスタントラーメン(1958年)、マンガ・アニメ(1963年)、新幹線(1964年)、トヨタ生産方式(1970年)、ウォークマン(1979年)、ウォシュレット(1980年)、家庭用ゲーム機・ゲームソフト(1983年)、発光ダイオード(1993年)、ハイブリッド車(1997年)となった。

「戦後日本のイノベーション100選」アンケート投票トップ10(出典:発明協会Webサイト)

また、高度経済成長期までのものでは、ファスナー(1952年)、回転寿司(1958年)、ヤマハ音楽教室(1959年)、カラオケ(1967年)、柔構造建築(1968年)、コンビニエンスストア(1974年)などが選ばれた。