歌舞伎俳優・市川海老蔵と女優・柴咲コウの初共演作で、三池崇史監督がメガホンをとった映画『喰女-クイメ-』(8月23日公開)のポスタービジュアルが19日、公開された。
本作は海老蔵が自から企画に携わり、ジャパニーズホラーの原点である「四谷怪談」を現代に置き換えながら、新たな心理サスペンスを加えた作品。舞台『真四谷怪談』でお岩役を演じるスター女優・後藤美雪(柴咲)は、その主役・伊右衛門役に交際相手で俳優の長谷川浩介(海老蔵)を推薦する。見事に抜てきされた浩介だったが、共演者に手を出してしまい…。女を食い散らかす男の欲望と喰われた女の執念が、虚構と現実の境を越えた時、恐るべき魔性が恐怖のどん底へと導いていく。
今回公開されたポスターは、「ゼッタイニ、ユルサナイ。」という怨念のメッセージと共に、柴咲演じる"お岩"の姿が不気味に浮かび上がる。海老蔵は「いいポスターですね」と褒め、「柴咲さんが演じるお岩の(目に手をあてた)ポーズが印象的でとてもいいですね。実は、映画を見る前と見た後では違った意味合いが出てくるデザインになっているので、いろんな角度から楽しんでもらえるポスターになっていると思います」とコメント。
一方の柴咲は「自分のことは客観的には見られないですが(笑)、ポスターは非常に気に入っています。ポスターとして、とても美しいと思うし、魅力的なデザインですね」と捉え、三池監督は観客に向けて「このポスターを見ていただければお分かりいただけると思いますが、映画『喰女-クイメ-』は、恋する女性を応援しています」とメッセージを送っている。