カナダ出身のポップス・R&Bシンガーのジャスティン・ビーバーが、ある女性に無断で写真を撮影されたことからトラブルになった問題で、起訴を取り下げられたことが明らかになった。
今年5月に米カリフォルニア州サンフェルナンド・バレーにあるミニゴルフ場で、ある女性とトラブルになったジャスティンは、携帯電話を盗んだ罪に問われていた。もともと、携帯電話で自身の写真を撮影されたとジャスティンが勘違いしたことが発端であり、彼はその写真を削除するために女性の携帯電話を要求。それを女性が拒み、ジャスティンがバッグから携帯を取り上げたことから取っ組み合いに発展した。
携帯電話を女性の手から取り上げたまではよかったが、ジャスティンは携帯がロックされていたために写真を見つけられず、ロックを解除するように女性を恫喝。女性は写真を撮っていないことを証明したが、ジャスティンはさらに怒鳴りつけ、女性の13歳の娘に恐怖を抱かせたことも問題となった。
TMZ.comは、ロサンゼルス検察側が証拠不十分として起訴を取り下げたと報じている。また、9人の証人が強盗話を女性が作り上げたと証言したことから、ロサンゼルス地区検事はジャスティンに重罪が下されるべきではないと判断し、本件を軽犯罪として検察側へ報告したという。
このような事件は起こってもいないとツイッターで否定していたジャスティンは、次のように語っている。
「今は一日中自分と自分のプライバシーを守るのが大変だよ。それに色々な噂を目にするんだ。真実だけが俺を解放してくれるよ。母さんは、俺のことを他人に対して親切にするように育てたんだ。俺は批判されたり、嫌がらせを受けたりするけど、王道を行こうとしている。簡単じゃない時もあるけど、がんばっている……。俺は、母さんが育ててくれた男であり続けるよ。人が好きだし、不公平な扱いを受けた時でもできるだけ親切でいるつもりさ。噂は信じないでくれ……」
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