インテリジェンスはこのほど、2014年5月の転職求人倍率をまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」を発表した。

業種別転職求人倍率と職種別転職求人倍率

5月の求人倍率は1.20倍、採用意欲高く、応募要件不足でも内定のケースも

5月の求人倍率は前月から+0.01ptの1.20倍となった。企業側の新卒採用が一段落し、夏にむけて集中的に中途採用を行う企業が多いことから、大手企業を中心に求人が増加していると見られる。求人数は前年比+31.7%、前月比+2.9%、転職希望者数も前年比+39.7%、前月比+2.2%と、共に過去最多を更新している。

業種別では「IT/通信」(2.41倍)の求人倍率が最も高く、次いで「メディカル」(1.66倍)、「サービス」(1.47倍)、と続く。前月比+3.3%求人が増加した「IT/通信」では、金融機関などの大規模なシステム刷新を控え、SIer、ITコンサルティング会社の求人が増加している。

職種別で見ると、「技術系(IT/通信)」(2.63倍)の求人倍率が最も高かった。次いで「技術系(建築/土木)」(2.24倍)、「専門職」(2.13倍)という順になっている。

業種別求人数増加率と職種別求人数増加率

業績が想定を上回る企業が増えていることから、6月以降も求人の増加が続く見込み。採用意欲の高まりから、応募要件が若干不足していても内定するケースが増えているという。