東京都世田谷区の成城大学は、6月6日、9月5日、11月17日の3回にわたり、世田谷区立全小・中学校の進路指導主任またはキャリア教育担当教員93名を対象とした「キャリア教育研修(進路指導担当者等研修)」を世田谷区教育委員会と共催する。
「キャリア教育」についての講演とディスカッションを実施
同施策は、キャリア教育の権威を研修講師として招き、グループディスカッションと講義を行うというもの。成城大学側はキャリア支援部が担当する。同様の施策は、2013年8月に世田谷区立砧中学校教員を対象、2014年3月には更に世田谷区立中学校の希望するキャリア担当教員等を対象に行っている。
6月6日に開催された第1回研修では、研修前半(30分程度)に講演、続いて各グループでのディスカッションを30分程度行ったという。
ディスカッションのテーマは「キャリア教育についてどのように考えているか」と「自分の学校でどのようにキャリア教育を実践しているか」。その後、休憩をはさんで残りの時間は、再度講演を行った。
ディスカッションでは、各学校でのキャリア教育に対する取り組みの差を実感してもらうとともに、キャリア教育に対する現状の「理解度」を共有することで、その後の講演において、本来的なキャリア教育の在り方について再検討してもらうことを目的とした。
なお、第2回の開催は9月5日 14時15分~15時45分。対象は各小・中学校の進路指導主任、またはキャリア教育担当教員93名。第3回の開催は11月17日 14時15分~15時45分。対象は各小学校のキャリア教育担当教員64名。