日本法規情報はこのほど、「女性の寿退社に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は5月29日から6月12日の期間、同社が運営するサイトのユーザーを対象にアンケートを実施。男性409人、女性700人の計1109人から回答を得た。
寿退社に対する男女の考え方
まず同調査では、女性700名に対し「女性の寿退社についてどう思うか」について質問。結果、「子供ができても、退職するつもりはない」(32%)が最多となった。そして「寿退社するのはいいこと」(28%)、「子供ができるまでは、退職するべきではない」(28%)という回答が続いた。一方で、「結婚せずに仕事を続けるつもり」(6%)、「結婚しても子供を産むつもりはない」(3%)、という女性も約1割に達している。
次に、男性409名に対し、同じ質問を実施。もっとも多い回答は「結婚しても仕事を続けるべき」(30%)であった。続いて「寿退社するのはいいこと」(27%)、「子供ができるまでは、退職するべきではない」(19%)、「子供ができても、退職するべきではない」(17%)のほか、「寿退社は正直迷惑である」(4%)「女性は寿退社するべきである」(3%)という回答も挙げられた。
「寿退社」に対する職場の雰囲気は?
続いて、「寿退社について感じる社内の雰囲気」についてアンケートを実施。72%が「本人の自由意思で決めることができる」と回答した。次に「寿退社を奨励する雰囲気である」(12%)、「寿退社する女性が多く、結婚後も仕事は続けられる環境ではない」(9%)などが挙げられた。他には「寿退社を快く思わない雰囲気である」(7%)という意見も。職場の雰囲気的に「結婚後も仕事を続けられる環境ではない」と寿退社を決める女性もいる可能性が明らかになった。
最後に「自分の職場で寿退社をする女性がいたら、どのような感情を持つのか」について尋ねたところ、「何とも思わない」が57%で最も多い結果に。続いて「1年未満の寿退社は正直迷惑である」(23%)、「1年以上3年未満の寿退社は正直迷惑である」(9%)、「働いた年数に関係なく寿退社は正直迷惑である」(6%)となり、「寿退社は迷惑」と考える人が約4割いるということがわかった。