ヤマハ発動機は16日、自動車用エンジン(四輪車用エンジン)の累計生産台数が300万台に到達したことに伴い、同社代表取締役・副社長執行役員の木村隆昭氏や関係者ら約200名が列席し、同製品の組み立てを行っている磐田本社工場でセレモニーを行ったと発表した。自動車用エンジンの累計生産台数100万台を達成したのは1989年、200万台達成は2005年となっている。
同社の自動車エンジン事業は、1964年からトヨタ自動車との「トヨタ2000GT(1967年発売)」の共同開発・生産に始まり、現在は自動車メーカー向けのエンジン開発やエンジン生産受託を中心に展開。これまでに、トヨタ自動車をはじめ、フォードやボルボにエンジン供給を行った実績があるとのこと。
ヤマハ発動機製の自動車用エンジンは、二輪車で培った技術が反映された高回転・軽量・コンパクトな点が特徴で、最近ではレクサスのスーパースポーツモデル「LFA」向けにV型10気筒エンジンの共同開発・生産を行ったほか、現在はレクサスの「IS」や「GS」、トヨタの「クラウン」や「マークX」に向け、2.5リットルV型6気筒エンジンを供給してる。