Mozillaは17日に行われた関係者向けのFirefox OS勉強会のなかで、アプリ開発者向けSIMフリーFirefoxスマートフォン「Flame」(T2Mobile製)を7月中に国内発売することを発表した。Yahoo! Shoppingから購入でき価格は税別、送料込みで18,500円。
「Flame」はFirefox OSを搭載した4.5インチのSIMフリースマートフォン。アプリ開発者向けのリファレンス端末であり、商用モデルではない。同社が提供するWebブラウザ「Firefox」の技術を応用し、Webサービスに最適化された仕様となっている。そのため、Webアプリの開発者は既存の知識や技術を使ってWebアプリを開発することができる。また、出荷時点でのOSのバージョンは1.3から1.4となっているが、すぐに最新の2.0にアップデートすることが可能となっている。
Firefox OS 2.0では、ビルドの方法を安定性に優れた「ステーブル」(3カ月おきに更新)、常に最新の「ナイトリー」(毎晩更新)、その中間の「foxtrot」(1カ月おきに更新)の3種類から選択可能。開発者はアプリの目的、用途などによってビルド方法を使い分けられる。また、RAMは256MBから1GBまで調整することができ、ターゲットとしているWebアプリユーザーの動作環境を再現することができる。
主な仕様としては、プロセッサがQualcomm Snapdragon 200 MSM8210 1.2GHZ デュアルコアプロセッサ、ストレージは8GB、背面には500万画素、前面には200万画素のカメラを内蔵。コネクタにはMicro USBを装備。バッテリ容量は1,800mAh。デュアルSIMに対応している。
通信面では、3G/2GのSIMカードに対応。LTEには対応していない。周波数帯はUMTSが850MHz/900MHz/1900MHz/2100MHz、GSMが850MHz/900MHz/1800MHz/1900MHz、IEEE 802.11 b/g/n準拠の無線LAN、Bluetooth 3.0、NFCをサポートする。