米女優のアンジェリーナ・ジョリーが、英エリザベス女王よりデイムの称号を授与された。
アンジーは、性的暴行やレイプを戦争の道具として使うことを撲滅するための活動が認められ、女王の誕生日を記念して毎年発表される受勲者リストに選出。プリベンティング・セクシュアル・バイオレンス・イニシアチブ(PVSI)の共同設立者でもあるアンジーは、次のように話している。
「外交政策に基づいた称号を受け取ることは、私にとって非常に意味のあることです。それこそが、私の活動を捧げたいと願っている理由ですから。PVSIで仕事をすること、そしてレイプに遭いながらも生きながらえた人たちと一緒に働くことは、それ自体が名誉のあることなのです。私たちの目標を達成するためには、一生かかることはわかっています。そのために自分の一生を捧げるつもりです」
今回与えられたデイムの称号はイギリス国籍ではないアンジーには適用できないが、性的暴行撲滅のグローバル・サミットに出席するため、婚約者であるブラッド・ピットと共に今週ロンドンを訪問していた。
また今回、これまで3度ものオスカー受賞歴を誇るダニエル・デイ=ルイスは、演劇への功績が称えられ、ナイトの称号が授けられた。授与を受け、ダニエルは「とにかく驚いているし、非常に感激しているよ」と語る。すでにデイムの称号を持つマギー・スミスは今回、65人の比類なき人物にのみ贈られるコンパニオンズ・オブ・オーナー勲章を授かり、人気テレビシリーズ『HOMELAND/ホームランド』でおなじみのダミアン・ルイスは大英帝国勲章(OBE)を授与されたことに対し、「とても驚いているが、非常にうれしい」と話している。
そのほか、カタトニアの元シンガーであるケリス・マシューズと俳優のジョン・バロウマンが大英帝国勲章(MBE)の称号を与えられた。現在はBBCのMCとしても活躍するケリスは、「私は本を書いたり、ドキュメンタリーを製作したり、ラジオを通して音楽を人々と分かち合うことに情熱を燃やしているの。だからこの私の功績が認められたなんて、素晴らしい限りね」とコメントしている。
(C)BANG Media International