米Amazonは16日(米国時間)、自社タブレット向けに展開するアプリストア「Amazon Appstore」について、アプリ数はこの1年で約3倍に増加し、毎月新たに登録する開発者の数は2倍近くに増えたことを公表した。Amazonは今週にもスマートフォンを発表すると予想されており、これに向けた動きとみることができる。
Amazon Appstoreは2011年3月にAmazonが開設したアプリストア。Androidをベースとした同社のKindle Fireタブレット向けとなり、開発者は売り上げをAmazonと共有できる。モバイル広告やアプリ内課金などの収益手段も用意している。
AmazonによるとAppstoreには現在24万件以上のアプリやゲームが並んでおり、200近くの国で利用できるという。アプリの数はこの1年で3倍近く増加したとのことだ。
開発者の満足度も高いようだ。Amazonが調査会社のIDCに依頼したAppstoreのデータによると、開発者の65%が「Kindle Fireでの売り上げは他のプラットフォームと同じかそれ以上」と回答しており、「Kindle Fireでのアプリ/ユーザーあたりの平均売上高は他のプラットフォームと同じかそれ以上」と回答した開発者は74%に及んだという。新しい市場セグメントの開拓につながったとする開発者も76%にのぼったとのこ とだ。
(記事提供: AndroWire編集部)