iPhone/iPadをテレビ電話端末に変えるサービス「FaceTime」。以前はWi-Fi経由でなければ利用できなかったが、iOS 6からモバイル回線経由でも利用できるようになった。さらにiOS 7からは、映像を使わず音声通話のみの「FaceTimeオーディオ」もサポートされたため、相手に自分の姿を見せたくないシチュエーションでも利用できるようになった。Apple IDを持つユーザであれば無償利用できるため、自分とは異なるキャリアと契約しているiPhoneユーザと無料通話を楽しむこともできる。
ただし、モバイル回線経由で利用すれば扱いはデータ通信となるため、当然パケット通信としてカウントされる。パケット定額契約を結んでいれば費用の心配はないが、調子に乗って使いすぎるとパケット通信量が7GB/月を超え速度制限されてしまう可能性もあるため、通話1回につきどの程度パケット量が発生するか把握しておく必要はあるだろう。
FaceTimeは映像あり/なしでデータ量が大きく異なるうえ、回線の種類や状態によってデータ量を調節するため一律にはいえないが、音声のみ(FaceTimeオーディオ)の場合500キロバイト/分が目安とされている。3分で約1.5メガバイト、1時間で約30メガバイトになる計算だ。
FaceTimeで使用したデータ量は、「FaceTime」アプリの履歴情報から確認できる。映像あり(FaceTime)か映像なし(FaceTimeオーディオ)の違いも表示されるため、消費したパケット量を振り返るとき役に立つはずだ。