オンキヨーは6月16日、ポータブルヘッドホンアンプ「DAC-HA200」を発表した。発売は7月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は30,000円前後(税別)。
DAC-HA200は、DAC内蔵のポータブルヘッドホンアンプ。DACチップはテキサス・インスツルメンツ(BurrBrown)製「PCM5102」、オペアンプは、新日本無線の「MUSES8920」を採用。高品位な音楽再生を実現している。
入力インタフェースは、3.5mmステレオミニ×1系統(光ミニ端子兼用)と、USB Micro B、USB A。出力は3.5mmステレオミニのヘッドホン端子×1系統。対応しているヘッドホンのインピーダンスは8~600Ωで、周波数特性は10Hz~100kHz(Audio IN入力時)。ヘッドホンの最大出力は、32Ω負荷時が145mW×2で、300Ω負荷時が60mW×2、600Ω負荷時が35mW×2となっている(1kHz、10%、JEITA)。
USBポートはiOS端末、Android端末、PCとのデジタル接続が可能だ。Lightningコネクタを備えたiOS端末と接続する際に、カメラコネクションキットは必要ない。また、iOS端末専用ミュージックアプリ「Onkyo HF Player」を使用可能だ。Onkyo HF Playerは、無償版と有償版があり、有償版のみハイレゾ音源に対応しており、DAC-HA200の接続時は有償版のフル機能を使用することができる。96kHz/24bitまでのハイレゾ音源、5.6MHzまでのDSD再生が可能だ。
また、Android端末の場合、Ver.4.1以降でAOA2.0に対応していれば、音楽ファイルをデジタルのまま取り出して再生することができる(44.1kHz/16bit)。PCとの接続時には、96kHz/24bitまでのハイレゾ音源の再生が可能だ。
本体サイズはW64×D112×H21.7mmで質量は210g。電源は内蔵リチウムイオン充電池で、フル充電の場合は約8時間の連続再生が可能だ(デジタル接続の場合)。