富士フイルムは16日、ミラーレスカメラ「Xシリーズ」の交換レンズとして、高倍率ズームレンズ「フジノンレンズ XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR」を発表した。7月5日に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は税別100,000円前後。
広角27mmから望遠206mmまで(35mm判換算)をカバーする7.5倍の高倍率ズームレンズ。シャープでコントラストが高い描写を実現するために、透過率99.8%で反射率0.2%の多層膜コート「HT-EBC(High Transmittance Electron Beam Coating)」を採用。これにより、逆光下で発生しやすいフレアやゴーストを抑制する。
フォーカスレンズの軽量化とリニアモーターの採用により、最速で約0.1秒のオートフォーカス速度を達成。静音性にも優れており、動画撮影時のフォーカス動作音も気にならない。手ブレ補正機構は、世界最高(※)となるシャッター速度5段分の補正効果を持つ。
「Xシリーズ」の交換レンズとして初めて防塵防滴構造を採用し、本体20カ所にシーリングを施した
主な仕様は、焦点距離が18-135mm(35mm判換算:27-206mm相当)、最小絞りがF22。レンズ構成は12群16枚(非球面レンズ4枚、異常分散レンズ2枚)。絞り羽枚数は7枚(円形絞り)、ステップ段差が1/3ステップで全17段。画角は76.5~12度。撮影距離範囲は標準で0.6m~、マクロ時で0.45m。最大撮影倍率が0.27倍。
フィルターサイズは67mm。本体サイズは最大径が75.7mm、長さが97.8(W端)~158mm(T端)、重量は490g。
※発表日現在、CIPA(カメラ映像機器工業会)規格準拠の手ブレ補正効果として世界最高5.0段を実現。同社調べ。望遠端にて測定。