ドイツのポルシェAGは、ル・マン24時間レースのトップカテゴリーであるLMP1クラスへの復帰を記念して、ポルシェ エクスクルーシブによる「911 カレラ S」の「マルティーニレーシングエディション」を発表した。
ポルシェのレーシングカーとして伝統的なマルティーニレーシングデザインをまとった「911」の限定モデルが発表された。1970年代のレーシングカーのスタイリングをモチーフとしたデザインで、「917」「935 モビーディック」など、ル・マンで活躍した伝説的なポルシェのレーシングカーに対する敬意が表されているという。
今回発表されたモデルは、「911 カレラ S」をベースに、フロントフード、ルーフセクション、リアウイング、両サイドにブルーとレッドのカラーパターンによる「マルティーニレーシングデザイン」のデカールセットが装備される。カップ エアロキットの専用フロントエプロンや固定式リアスポイラーが、レーシングイメージを強調する仕様となっている。
ドアエントリーガードには、「911 Carrera S - Martini Racing Edition」のモデル名が赤く浮かび上がるステンレス製のイルミネーテッド・ドアエントリーガードが装備された。インテリアパッケージには、「Martini Racing Edition」ロゴをあしらったボディカラー同色のダッシュボードアクセントやスポーツデザインステアリングホイール、スポーツクロノパッケージが標準装備される。
この「911 カレラ S マルティーニレーシングエディション」は80台限定で、欧州の一部および日本、中国、ラテンアメリカ市場でのみ販売。日本では2014年10月以降の販売予定とされている。