いつも派手な蛍光色の服を好んで着ていたMくん、就活になったら急に真っ黒いリクルートスーツを身にまとっていた。すっかり物わかりのいい大人になってしまって、あのやんちゃなMくんはどこにいってしまったんだ……。今回はマイナビニュース会員のうち男女440名に、周囲に普段の服装と就活中の服装が違った人はいたか尋ねた。
Q.あなたの周りに普段の服装と就活中の服装が違った人はいましたか?
はい 25.0%
いいえ 75.0%
Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どんな風に違ったのか教えてください
■就活はカチッと
・「就活時は、ダークスーツ着用だった人がほとんどかと」(27歳男性/マスコミ・広告/営業職)
・「いつもは緩い服装なのに就活中はかっちりしていた」(30歳女性/医療・福祉/専門職)
・「普段は髪型も個性的な超モードな男友達は就活のときは別人みたいにスポーツ刈りに近い髪でかなりベーシックなスーツ姿になってた」(28歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「友達は就活前は長髪金髪だったが、就活が始まると黒髪で短髪になっていました」(30歳男性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
■ギャップがスゴい
・「おとなしそうな格好を就活中はしていたが、その前はモヒカンのパンクスだった」(26歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「普段はスーツなのでまじめそうに見えるが、私服はB系だった」(34歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「普段着はロリータ衣装で、メイド服みたい」(30歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)
・「就活中はもちろんスーツですが、普段はダボダボのジーパンとか汚らしい恰好をしています」(37歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「てかかなりの人は違った…みんな割りとはっちゃけ系なので」(26歳女性/金融・証券/事務系専門職)
■就活で良くなった!!
・「ギャルみたいだった子が、清楚な美人になっていて一瞬誰かわかりませんでした」(27歳女性/生保・損保/販売職・サービス系)
・「普段はキャピキャピした格好なのに就活中は地味な真面目ぶったスカートの丈の長いスーツを着ていた」(30歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「普段はカジュアルだけど、就活中は私服もわりときっちりした格好になっていた人がいた」(31歳男性/小売店/事務系専門職)
・「普段はジャージメインだったけど、就活の時は髪もばっさり切ってスーツで決めていた」(24歳女性/医療・福祉/専門職)
・「ふだんはめっちゃださいのにスーツ着たらめっちゃかっこよくなっていた」(26歳女性/学校・教育関連/クリエイティブ職)
■就活終わった途端……
・「就活中はリクルートスーツかっちりきていたのに、仕事が始まるとカッターシャツではなくオフィスカジュアルで仕事に行ってる」(25歳女性/医薬品・化粧品/営業職)
・「普段の仕事の方がはるかにカジュアル……わが社はみんなそうなる」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「うちの会社ではないが就活中は黒髪で清楚系の子が入社後は派手めの恰好で茶髪になってしまったらしい」(34歳男性/情報・IT/技術職)
・「就活が終わったら金髪にする人」(40歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「リクルートスーツから海外ブランドスーツに変わった」(22歳女性/その他/事務系専門職)
■総評
就活中の服装と普段の服装が全く違う人を見たのは25%と、4人に1人の割合だった。「就活はリクルートスーツで、普段の私服と違うのは当たり前」という意見も多かった。回答には、あまりのギャップに驚いてしまうような極端な例がズラリ並んだ。
就活になると、長髪金髪もモードな髪型もモヒカンも、すべて黒髪短髪に切ってしまうのがお決まりのようだ。「B系」「ロリータ」「パンク」と相当主張の強い服装をしていた人たちも、例外なく飾り気のないリクルートスーツに統一され、これが勝負服となる。他にも「ちゃらい」男性、「露出高め」な女性も、あまりの落ち着きっぷりで周囲を驚かせていた。
画一的な服装や髪型は必ずしも悪いことばかりではない。ギャルっぽい女性が清楚な美人に変身したり、ジャージ男子がスーツに着替えることでカッコよくなったりと、新たな魅力を感じてしまった人もいるようだ。就活中は背筋がビシッと伸びるのか、私服までカッチリした格好に変わった人がいた、との報告も。これらは"就活デビュー"とでも言えばよいのだろうか。
就活が終わって就職した途端、リクルートスーツからブランドスーツへと変身したという報告もあった。また、おとなしそうだったのに、茶髪で派手な服装になってしまった女性の例も。こちらは善かれあしかれ"就職デビュー"組といえそうだ。
たかが服装、だけど、着たその服によって周囲の目が変わり、自分の心も影響を受けるものだ。カチッとしたリクルートスーツは、社会人になるための通過儀礼として1度は着るべきものなのかもしれない。
調査時期: 2014年6月3日~6月6日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性200名 女性240名 合計440名
調査方法: インターネットログイン式アンケート