会議中やプレゼン中、訳のわからない単語が出てきて、しかも周囲の人は知っていて当たり前のような顔をしている時、焦ってしまいますね。この際ビジネス用語でわからないものは、こまめにチェックしておきましょう。今回は「レッドオーシャンって何なのか?」をご紹介いたします。

■レッドオーシャンとは?

レッドオーシャンとは、経営学用語で血で血を洗うような、激しい競争が強いられる市場のことを言います。反対語はブルーオーシャンで、こちらは競争相手がいない未開拓市場のことを言います。

競合相手が多いレッドオーシャンで企業が戦うには、市場を見定めて、「その市場の中で売り上げをはかるにはどうすればいいか?」。また、その市場における競争相手や競争商品と差別化をはかるために、「自社商品の強みをどこに置くか?」など、競合相手と差別化すること、または価格競争を行い有利なポジションにつくことが必要とされます。そのため、戦略とセットで話題になる事が多いです。

■レッドオーシャンはどんな時に使う?

ビジネスの現場では、新しい企画を提案する時などに「その分野はレッドオーシャンだからなあ」とか、「レッドオーシャンにその企画をぶつけて、勝つ見込みはあるのか」等の使われ方をします。

■レッドオーシャンで勝ち残るのはむずかしい?

レッドオーシャンは競合相手が多く、数ある大手企業が乗り出している市場です。そのため、小さな企業がレッドオーシャンで勝つのは一般的にむずかしいことだと考えられています。

ただし反面、競合相手が多いということは、それだけ、その市場に多くの需要があるということ。大きく利益をあげるのは難しい市場ですが、需要が多いので小さな利益ならあげられることが多く、小さな企業もレッドオーシャン戦略を取り入れていることがあります。

知らないと焦りがちですが、知ってみると「なんだ、そういうことだったんだ」と案外わかりやすいビジネス用語。ぜひこの機会に、知らないものがあるなら見直し、調べてみてくださいね。

(画像は本文と関係ありません)