WOWOW連続ドラマW「MOZU Season2 ~幻の翼~」を6月22日より放送! “妻を失った警察官”“記憶を失った殺し屋”“叩き上げの刑事”“鍵を握る女性公安警察官”……彼らの運命が交錯し、百舌と呼ばれる殺し屋が浮かび上がる。そんな、映像化不可能と言われたハードボイルド小説を基にしたWOWOW×TBS共同制作ドラマ「MOZU」。TBSで放送された「MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~」が先日最終回を迎え、いよいよWOWOWで「MOZU Season2 ~幻の翼~」がスタートする。その放送を記念して、今回はマイナビニュース読者に身近で起きた「ハードボイルドな事件」に関するアンケート調査を実施してみました。
ハードボイルド像調査[職場編]
まずは皆さんの“ハードボイルド像”から。ハードボイルドはもともと“固ゆで卵”のことで、それが転じて、感傷や恐怖などの感情に流されない、冷酷非情、精神的肉体的に強靭など、人間の性格を表す言葉になったと言われています。今回のハードボイルドのイメージとは?というアンケートでも、「タバコ」「コーヒー」「バーボン・ウイスキー」「拳銃」といった回答が多いのですが、最初に結論出しちゃうけど、皆の頭の中にあるのって映画に出てくるハンフリー・ボガードですよね!?
中には、「改造車」(男性・25歳 その他)、「暗渠」(女性・37歳 小売店)、「次元大介」(男性・39歳 サービス)など、一見意味不明なご自身の“ハードボイルド像”を持っている方も多いようで、すでに最初の質問からハードボイルドという言葉が一人歩きしているのが、恐ろしい今回の読者アンケートです。
ハードボイルド小説、ハードボイルドな映画という使い方、つまりハードボイルド=虚像なわけです。ですから今回のアンケート、「あなたの職場にハードボイルドという言葉が似合う人物はいますか?」という質問は、「あなたの職場に映画スターはいますか?」「あなたの職場にガンダムはいますか?」みたいな質問になっちゃって、もちろん「いいえ」が93%超なのですが、いるんですね。7%ほどの「はい」が……。
・先輩/酔っ払いに暴力をふるわれ、返り討ちにした空手歴40年の課長。示談金が●百万したらしいけど(笑)(女性・27歳 営業職)
・同僚/見た目がゴルゴ13みたいな人がいました(女性・32歳 事務系専門職)
・先輩/常に下着は黒のタンクトップを着ているから(男性・30歳 技術職)
・先輩/「俺は学生時代にタイヤをハの字にした改造車に乗ってたんだぜ」と武勇伝のごとく語っていた(男性・25歳 その他)
・取引先/いつも薄汚れたネルシャツを羽織り、がん患者さながらのこけた頬骨で言葉数の少ないプログラマー。現代のハードボイルドの香りがします。(男性・45歳 クリエイティブ職)
示談金●百万の返り討ちやゴルゴ13はいかにも小説や映画のようで好ましい。しかし黒のタンクトップ説や改造車説に関してはハードボイルドという言葉がどこか遠い国に行ってしまったみたいで、理解に困ります。言葉数の少ないプログラマー=現代のハードボイルドは言い得て妙な気がして好きですが、ネルシャツはいただけません…次回からはせめてトレンチコートでお願いいたします(笑)
次に本題、あなたの職場で「ハードボイルド」な事件を目にした事がありますか?というもの。こちらは
・上司同士の喧嘩。飲み会の場であつくなって机をこわすほどの殴り合いになった(女性・24歳 クリエイティブ職)
といったような映画のイメージもあるのか “バトルもの”が多いですが、ハードボイルド=危険が付き物なイメージといったところでしょうか。中には、
・同僚の元カノが会社のオフィスに訪ねて来た。同僚に復縁を迫った(女性・22歳 事務系専門職)
・昔勤めていた会社の前の道路に毛虫が大発生した。みんなで退治することになったが体に毛虫がついたり取ったり殺したりの大騒ぎになって大変だった。(女性・49歳 専門職)
など、どちらかというとこれらはハードボイルドではなくて“修羅場”だと思われる回答も。危険なイメージというところはあっていますが……「MOZU」Season3では毛虫の大発生、Season4では改造車が出てくることを祈りる。