台湾・台北市で開催したCOMPUTEX TAIPEI 2014のMSIブースにて、3K液晶搭載モデルを含むゲーミングノートPC「Gシリーズ」の新製品を展示していた。注目はなんといっても高解像液晶を搭載したモデルだ。
GS60 2PE Ghost Pro 3K Edition
15.6型液晶を搭載した「GS60 2PE Ghost Pro 3K Edition」。すでに2014年3月に開催されたCeBITなどでも展示されていたが、2,880×1,620ドットの3K液晶に加えて、19.95mmの薄さのボディに第4世代Intel CoreプロセッサやNVIDIA GeForce 870M、RAID構成のmSATA SSDを搭載するハイスペックモデルだ。
本体にNECパーソナルコンピュータのUltrabookである「LaVie Z」にも使われている「マグネシウムリチウム合金」を採用することで、重量はゲーミングPCながら2kgを切る1.95kgを実現している。MSIによると日本国内でも近日発売予定だという。会場では合わせて4K液晶を搭載した4K Editionも参考展示していた。
GT60 Dominator 3K Edition
すでに日本でも発表済みのフラッグシップモデル「GT60 Dominator 3K Edition」。こちらも15.6型3K液晶を搭載する。CPUに第4世代Intel Coreプロセッサ、NVIDIA GeForce 880Mを搭載。ストレージは3基のSSDをRAID 0で構成したSuper RAID 2を採用する。
Gシリーズでは従来よりキーボードにSteelSeriesを採用するが、新モデルでは新たに設定用のユーティリティ「SteelSeries Engine」を備えている。キーボードマクロの設定をはじめ、バックライト色の変更なども行える。
ノートPC以外にも気になる製品を展示
ノートPCではないが気になる製品の展示もあったので紹介しよう。小型ゲーミングベアボーン「Nightblade」のZ97マザー採用モデルだ。「Nightblade」自体はすでに2013年3月に登場した製品で、16リットルというコンパクトなサイズながら最大290mmまでのグラフィックスカードをサポートする。
また、MSIの設計基準であるMilitary Class 4に準拠したMini-ITXマザーボードを採用し、「Killer E2200」や「Audio Boost」、本体に備えられたボタンを押すことでCPUとメモリのクロックを上げる「OC GENIE」といった機能を備える。基本的には海外向けの製品だが、今後日本国内での展開も検討するとのことだ。