仏GIROPTICは13日、フルHD360度カメラ「360cam」を年内に発売すると発表した。価格は249米ドル前後を予定している。同社は360camの製品化にあたり、クラウドファンディングサイト「Kickstarter」に情報を掲載し、目標額を大きく超える出資を集めた。
360camは、画角185度のレンズ3枚を搭載した楕円形のデジタルカメラ。3枚のレンズを通して撮影した静止画や動画は、内部の専用プロセッサーによりリアルタイムでつなぎ合わされ360度パノラマに変換される。
静止画は800万画素、4,096×2,048ドットのJPEG形式、3コマ/秒の連続撮影が可能。タイムラプス撮影に使える60秒インターバルのタイマー機能、HDR撮影機能を備える。動画は最大2,048×1,024ドット/30fpsのH.264/mp4で記録できる。
記録メディアはmicroSDカード(64GBまで対応)、11b/g/nのWi-Fi機能を搭載する。サイズは69×69×69mm、重量は180g。IPX8準拠、水深10mまでの防水性能を持つ。
オプションとして、「水中用レンズカップ」、ライブ配信に使用する「プロフェッショナルビデオPOEアダプター」、電球ソケットに取り付けるための「ホームセキュリティバルブ」などを用意している。