シャープは6月12日、ドラム型洗濯乾燥機「ES-S70」と縦型洗濯機「ES-GE60P」「ES-GE55P」「ES-GE45P」を発表した。ES-S70は6月26日発売で、他は6月19日発売。価格はいずれもオープンで、推定市場価格は、ES-S70が160,000円前後、ES-GE60Pが55,000円前後、ES-GE55Pが45,000円前後、ES-GE45Pが40,000円前後となっている(いずれも税別)。

コンパクトサイズ、低騒音で洗浄力も高いドラム型洗濯乾燥機

「ES-S70」

ES-S70は、マンションなど、スペースの限られた環境でも設置しやすいコンパクトタイプのドラム型洗濯乾燥機。設置スペースはW596×D600mmで、それ以外にドアを開けるために、前方に370mmの広さが必要になる。

コンパクトタイプではあるが、DDインバーターの搭載により、洗濯時が25dB、脱水時が39dB、乾燥時が36dBという低騒音化を実現。夜間に帰宅しても、周囲に気を遣わずに洗濯することができる。

ドラムの内壁だけでなく、ドアの内壁も利用した全方向のこすり洗い「全方向スクラブウォッシュ」方式を採用。しつこい汚れもスピーディーに落とすことが可能だ。ドアの内側には凹凸が付けられており、どの方向から洗濯物が当たっても満遍なくこすり洗いを行えるような形状が採用されている。この形状は、ひまわりの種の形を参考に設計されたもの。

プラズマクラスター70000を搭載しており、洗濯が終わると、自動的に洗濯槽内の除菌を行う。また、スーツやぬいぐるみなど、洗濯できないものの除菌・脱臭を行うことも可能だ。スピード洗濯対応洗剤に便利な「時短」コースも採用されている。洗濯・脱水容量は7kgで、乾燥容量は3.5kg。外形寸法はW640×D600×H1,039mm(給排水ホース含む)で、質量は76kg。洗濯~乾燥の消費電力量は1,500Wh。

穴なし槽の採用で水の使用量を抑えた縦型洗濯機

「ES-GE60P」(左)と「ES-GE55P」(右)

ES-GE60PとES-GE55Pは、穴なし槽を採用する縦型洗濯機。洗濯・脱水容量は、ES-GE60Pが6kgで、ES-GE55Pが5.5kg。通常の洗濯機では、穴の開いた洗濯槽とその外側の外槽の組み合わせが使用されており、洗濯槽と外槽の間にも水がたまる。穴なし槽では、洗濯層の中にだけしか水をためないため、その分の節水が可能だ。

シャープが2011年に発売した4.5kgクラスの全自動洗濯機「ES-FG45L」では、4.5kgの洗濯物を洗うのに110Lの水が必要だったのに対して、ES-GE60Pでは6kgの洗濯物を洗うのに80L、ES-GE55Pでは5.5kgの洗濯物を洗うのに75Lの水しか必要としない。

パルセーターには、縦方向の水流を起こしてもみ洗い効果を発生させる「ドルフィンパネル」を採用。高濃度洗浄との組み合わせで、頑固な汚れも強力に落とすことが可能だ。スピード洗剤に対応した「時短」コースも搭載している。外形寸法は、2モデルとも外形寸法W565×D536×H898mmで、質量は32kg。2モデルとも、洗濯物を干す時間を短縮する「風乾燥機能」を装備している。

なお、同時発表されたES-GE45Pは、単身者向けのスタンダードモデル。洗濯・脱水容量は4/5kgで、時短コースと風乾燥機能を装備している。外形寸法はW586×D535×H898mmで、質量は26kg。

「ES-GE45P」