デノンは6月13日、7.2chのAVサラウンドレシーバー「AVR-X2100W」「AVR-X1100W」を発表した。発売は7月中旬。希望小売価格はAVR-X2100Wが81,000円で、AVR-X1100Wが57,500円(いずれも税別)。

左が「AVR-X2100W」で、右が「AVR-X1100W」

パワーアンプはいずれもディスクリート構成で、AVR-X2100Wは定格出力は95W×7、AVR-X1100Wは定格出力は80W×7(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.08%)。10,000μFのカスタムブロックコンデンサーを採用するなど、強力な電源を搭載しており、4Ωスピーカーのドライブにも対応している。

Wi-FiとBluetoothに対応。リモコンからBluetooth機器のコントロールも可能だ。192kHz/24bitに対応したDACを搭載しており、ネットワーク、またはフロントパネルのUSB A端子から、DSD 2.8MHzを含むハイレゾ音源の再生が可能だ。

Denon Remote Appが利用可能。iOS端末やAndroid端末から、両機種の操作を行うことができる。

HDMI端子は、AVR-X2100Wが入力8系統/出力2系統で、AVR-X1100Wは入力6系統/出力1系統を装備。4K/60p入力に対応するほか、4K映像信号のパススルーも可能だ。AVR-X2100Wは4Kへのアップスケールと、2系統のHDMI端子への同時出力にも対応している。

「AVR-X2100W」(左)と「AVR-X1100W」(右)の背面パネル

日本語に対応したGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)を装備。オンスクリーン表示が可能で、映像を見ながら機器のコントロールを行うことができる(入力信号が4K映像とPC専用の解像度の映像を除く)。Audyssey MultEQ XTを採用しており、最大8箇所の測定データから適切なスピーカー設定が可能だ。

本体サイズは、AVR-X2100WがW434×D339×H167mmで、AVR-X1100WがW434×D339×H151mm。質量は、AVR-X2100Wが9.7kgで、AVR-X1100Wは8.6kg。消費電力は、AVR-X2100Wが500W、AVR-X1100Wは430Wとなっている。