Samsung Electronicsは米ニューヨークで12日(現地時間)、10.5型と8.4型のAndroidタブレット「Galaxy tab S」を発表した。ともに、Super AMOLEDディスプレイを採用し、Adobe RGBの色域を94%カバーしている。7月の発売予定だが、当初は地域を限定する見込みだ。

Galaxy tab S 10.5"

Galaxy tab Sが搭載したSuper AMOLEDディスプレイは、解像度が2,560×1,600ドット、コントラスト比が100,000:1、Adobe RGB 94%の色再現性を持つ。AMOLEDはアクティブマトリクス方式を用いた有機ELディスプレイの一種だ。

スリム&ライトなデザインも特徴のひとつで、重量は10.5型モデルで465g、8.4型モデルで294g(ともにWi-Fiモデル)、本体厚は両モデルとも6.6mmに抑えられている。

使い勝手の面では、マルチウィンドウ機能により、複数のアプリを同時に扱えるほか、「Side Sync 3.0」により、スマートフォンの画面をGalaxy tab Sに表示することも可能だ。「Adaptive Display」機能では、使用中のアプリや作業状況に合わせて、ディスプレイ調整のプリセット「AMOLED Photo」「AMOLED Cinema」「Basic」を自動的に切り替える。指紋認証機能もサポートする。

Galaxy tab S 8.4"

主な仕様は、OSはAndroid 4.4(Kitkat)、プロセッサがExynos 5 Octa(1.9GHz+1.3GHz)もしくはSnapdragon 800(最大2.3GHz)、メモリが3GB、ストレージが16GB/32GB。リア800万画素とフロント210万画素のカメラ、microSDカードスロット(128GBまで対応)やUSB 2.0を備える。

10.5型モデルの本体サイズはW247.3×D177.3×H6.6mm、バッテリ容量は7,900mAh。8.4型モデルの本体サイズはW212.8×D6.6×H125.6mm、バッテリ容量は4,900mAh。

Galaxy tab S 10.5" ギャラリー (クリックで拡大とスライドショー)

Galaxy tab S 8.4" ギャラリー (クリックで拡大とスライドショー)