総合マーケティング支援を行うネオマーケティングは、異なる都道府県から直近1年以内に東京都と大阪府に転入した20歳以上の男女114人を対象に、「引っ越し」をテーマにした調査を実施した。

引越しをした理由

転入先で驚いたことは「物価」

引っ越しをした理由についてたずねたところ、最も多かったのは「転勤するから」(31.6%)で、「転職するから」(21.9%)、「家を買ったから」(12.3%)が後に続いた。引っ越しをした時期については、「3月」(17.5%)が最も多く、次いで「4月」(14.0%)、「7月」(10.5%)となった。

「引っ越す前に住んでいた都道府県と今の都府ではどちらが好きか」という質問には、全体では「以前住んでいた都道府県の方が好き」「やや好き」の合計が47.4%となった。転入先別にみると、東京都では54.4%、大阪府では48.5%が「以前住んでいた都道府県の方が好き」「やや好き」と回答。どちらが好きかはほぼ半々、という結果となった。

引っ越す前に住んでいた都道府県と今の都府ではどちらが好きか

「転入先の都府にどのくらい長く住みたいか」をたずねたところ、1位は「10年以上」で41.2%だった。転入先別に見ても、東京都では38.0%、大阪府では48.6%と最も多く、理由としては「時間を有意義に使える」「交通の便が良いし物価も安い」など、利便性に関するものが多く挙がった。

一方で、「4年未満」は計43.9%となり、理由としては「2年後に転勤する」「赴任期間がこれくらいだから」といった声や、「将来はもっと静かなところで暮らしたい」などが挙がった。

「転入先の都府で生活して驚いたことは」という質問には、「物価が高いこと」(36.8%)という回答が最も多く、後には「ラッシュ時の混雑率が高いこと」(29.8%)、「駅や電車の乗り換えが複雑なこと」(28.9%)が続いた。また、大阪府では、「ラッシュ時の混雑率が高いこと」という回答は全体よりも12.7ポイント低かった。

値引き交渉は意外と決まる?

住居を決める際、家賃や住宅購入費などの値引き交渉を行ったかたずねたところ、全体では「値引き交渉をした」「値引き交渉はしなかった」が同率(42.6%)で並び、「値引き交渉はしたかったが口にできなかった」が14.9%となった。転入先別に見ると、東京都では「値引き交渉をした」人は36.9%であったのに対し、大阪府では55.2%と大きく差が出た。

値引き交渉をした人にその結果をたずねたところ、全体で77.5%の人が「価格が下がった」と回答。転入先別に見ると、東京都では「価格が下がった」という人は70.8%であったのに対して、大阪府では87.5%となった。

値引き交渉をしたか

値引き交渉の結果