無印良品を企画、開発する良品計画は9月24日、フランス・パリ、1区に売場面積700平方メートルの欧州旗艦店として「MUJI Forum des Halles(ムジ フォーラム・デ・アル)」をオープンする。

フランス・パリ、1区に「MUJI Forum des Halles」がオープン

パリ郊外への交通拠点として賑わう再開発地区に初の大型店

今回出店する「Forum des Halles(フォーラム・デ・アル)」は、かつてパリの胃袋と呼ばれた中央市場の跡地につくられた大型ショッピングセンター。パリと郊外を結ぶRERのシャトレ駅、地下鉄レ・アル駅に直結し、1日約50万人が行きかうコンコースに位置するショッピングセンターには、映画館、レストランも併設され、地元の人々でにぎわう。

無印良品は、1998年にパリにフランス1号店を開店。以来15年余り、欧州の交通の拠点でもあるパリに、念願の大型店の開店となる。

フランス人アーティスト3人が「MUJI」をイメージしたポスターをデザイン

旗艦店オープン告知ポスターは「MUJI」を愛する、フィリップ・ワイズベッカー、ポール・コックス、ジャン・ミシェル・アルベロラの3人のフランス人アーティストがデザイン。ピカソやマチスの作品を生み出してきたパリ伝統のリトグラフ工房idemで職人の手によって高知産和紙にリトグラフ印刷を施した。これらのポスターはパリ、日本の旗艦店で展示などを予定している。

告知ポスター:左から、ポール・コックス、フィリップ・ワイズベッカー、ジャン・ミシェル・アルベロラ

ライフスタイルを提案する専門店「MERCI」と「Found MUJI」をセレクト

店舗では、今、そしてこれからの時代の「感じ良いくらし」のために、世界中から「見つけた」日用品を紹介し、その良さを来店者自身が手に取り「見つけてもらう」ことを目的とした、情報提案型の新しい試み「Found MUJI」を欧州で初めて展開する。

またパリでのデビューを記念して、ライフスタイル提案型ショップ「MERCI」と無印良品が見立てた、フランス人が知っているようで知らない、伝統的で再発見のあるフランスの食文化にまつわるアイテムを展示、発売する。

さらに、地域の人々と会社を組織し、スキンケア製品や香水を一貫生産しているリヨン南部の町、ムーランに位置するシャンティ修道院の香水を同店限定で販売する。

オープン前日の9月23日 18時~19時には、旗艦店オープン記念トークイベントを開催。場所は、「Forum des Halles」に併設された映画館「Forum des IMAGE」。登壇者は、ジャン=リュック・コロナ(MERCI代表)、ジャン=ミシェル・アルベロラ(アーティスト)、原研哉(無印良品アドバイザリーボード)の各氏。