タマホームはこのほど、「夫婦の出産意識調査2014」の結果を発表した。同調査は、同社が運営する「1 more Baby応援団」にて、結婚14年以下の既婚者(女性20~39歳、男性20~49歳で妻が39歳以下)を対象として、5月24日~26日に実施。2961名の回答を得た。
いま子どもがいて、「もう1人ほしい」と考えている人も多い
「あなたは何人の子どもを持ちたいと思いますか(理想の子ども人数)」と聞いたところ、約半数の47.0%が「2人」と回答。続いて「3人」の26.8%となり、「2人以上」と答えた人は全体で76.7%となった。
回答結果を「現在持つ子どもの人数」別に調査したところ、「現在子ども1人」がいる既婚者のうち65.2%が「2人以上を理想」とし、「現在子ども2人」のうち37.5%が「3人以上を理想」と回答するなど、「もうひとり欲しい」と望む人が多くいることがわかった。
子作りをためらわせる「2人目の壁」、7割が「ある」
同社では、昨年行なわれた同様の調査を通じ、「生活費や教育費に関連した家計の見通しや、仕事等の環境、年齢等を考慮し、第二子以降の出産をためらうこと」を「2人目の壁」と定義している。今回の調査で、この「2人目の壁」の考え方について説明したうえで、「2人目の壁は存在すると思うか」について質問したところ、70.8%が「存在する」と回答。出産に前向きではあっても、そこにハードルがあると感じている人が多かった。
「2人目の壁」、原因は「経済的な理由」が最多
「2人目の壁を感じる理由」を尋ねた結果、最も多かったのは「経済的な理由」で、9割近い88.5%となった。以下「年齢的な理由」が46.6%、「第一子の子育てで手いっぱい」が42.7%)で続いた。
また、「2人目の壁を解消させられると思う手段」を聞いたところ、「出産・育児費用、教育関連費用における経済的なサポート」が86.2%で最多。以下「休職・復職の行いやすさなど仕事面でのサポート」(49.6%)、「自分や配偶者のワークライフバランスの改善(長時間労働の短縮など)」(48.1%)があがった。