中国のママたちが赤ちゃんの健康を考え、日本製の粉ミルクやおむつを香港で大量購入する姿は、すでにニュースなどでもおなじみの光景である。しかし、中国のインターネット上では最近、家族のためのこんなものまで日本製が人気となっている。
それは、大切な「家族の一員」である猫のためのキャットフードだ。中国版ツイッターの「ウェイボー」では、猫を愛する中国人ネットユーザーが日本のキャットフードへのこだわりをツイートしている。
キャットフードも砂も日本製
「うちの猫は食べ物にとってもこだわっているのよ。だから、私は日本からの輸入されたキャットフードしかあげてないの。中でも最も高いものしか食べさせないわ」、「毎月、日本のキャットフードと日本の猫用トイレの砂を使っていて、お金がかかってしかたない」など、猫を愛するがゆえに、日本製のキャットフードにこだわっている姿がうかがわれる。
なぜ、キャットフードまでも日本製にこだわるのか。それは、中国産ペットフードの品質問題がネット上で取り沙汰されているから。日本製なら安心という思いで、猫好き中国ネットユーザーたちは日本製キャットフードに注目しているようだ。
中には肥満化する猫たちも
この流れに合わせ、ウェイボーではネット上での個人輸入「代購」を営む中国ネットユーザーが、盛んに日本から仕入れたキャットフードを売り込んでいる。ただ、中には日本直輸入をうたいながら、中国産のキャットフードの写真をアップしている人もおり、厳しくチェックしている飼い主から「これは中国産だぞ。俺らの目はごまかせないぞ」などとの指摘も。
しかし、こうして日本製キャットフードを与えられ、愛されて育った猫たちの中には肥満化しているものも少なくない。数々の日本製キャットフードの袋と一緒に愛猫を撮影した、「うちの猫ちゃんの豪華な日本製キャットフード生活をご覧に入れます」というツイートには、「お腹が中年男性みたい」などという厳しい突っ込みコメントも入れられている。
※本文と写真は関係ありません