シグマは、コンパクトデジタルカメラ「SIGMA dp2 Quattro」を6月27日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は110,000円前後(税込)。
関連記事
シグマ、新開発の3層イメージセンサーを搭載する「dp Quattro」を開発発表(2014年2月10日)
新開発の「Foveon X3 ダイレクトイメージセンサー」を搭載するコンパクトデジタルカメラ「SIGMA dp Quattro」シリーズのうち、焦点距離30mm(35mmフィルム換算時45mm相当)のレンズを搭載するモデル。2014年2月に開発発表されていた製品で、未定となっていた発売日が今回正式に決定した。
一般的なデジタルカメラではR(赤)・G(緑)・B(青)のカラーフィルターを水平に配列して色情報を取り込むのに対して、シグマ製カメラで採用される「Foveon センサー」では垂直方向に色分離を行うことで単一セル内で全てを記録。「dp Quattro」シリーズで搭載される「Foveon X3 ダイレクトイメージセンサー」(ジェネレーションネーム「Quattro」)では、新たに「1:1:4」の3層構造を採用する。輝度情報を3層から成るイメージセンサーのトップで、色情報はトップ、ミドル、ボトムの3層で取り込むことで、従来比30%アップという解像度の向上と、データ容量の削減に成功した。
主な仕様は、撮像素子が23.5×15.7mm・有効約2,900万画素のFoveon X3 ダイレクトイメージセンサー、レンズが焦点距離30mm(35mmフィルム換算時45mm相当)、F値がF2.8~F16、ISO感度がISO100~ISO6400となっている。背面のモニターは3型・約92万ドット、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカード、記録形式はRAW、JPEG。サイズはW161.4×D81.6×H67mm、重量は410g(電池、メモリカード除く)となっている。