本日12日より東京ビッグサイトにて開幕した「東京おもちゃショー」の中で、バンダイが2014年11月29日に発売する、藤子・F・不二雄氏が生み出した人気キャラクターたちが変形、合体ロボットになる玩具『超合金 超合体!SF ロボット 藤子・F・不二雄キャラクターズ』の発表会が行われた。
藤子・F・不二雄氏の生誕80周年を記念して発売される本商品は、ドラえもん(『ドラえもん』)、ドラミ(『ドラえもん』)、パーマン1号(『パーマン』)、コロ助(『キテレツ大百科』)、チンプイ(『チンプイ』)、ゴンスケ(『21エモン』)をモチーフにした計6体のロボットがまさかの変形合体し、1体の巨大ロボットに。合体後のロボットは、本商品オリジナルデザインとなり、全高は約220mm。同氏になじみの深い「ベレー帽」や「カブラペン」、「タイムマシン」メカも付属している。超合金ファン納得の変形、合体ギミックはもちろん、各ロボット、メカには、隠れた場所に同氏の漫画に登場するさまざまなキャラクターがプリントされている。
発表会に登壇したバンダイの代表取締役副社長・田口三昭氏は、今年のバンダイブースのテーマである「あなたの夢かなえます」を宣言し、続けて「藤子・F・不二雄先生の作品は、"SF"(少し不思議)をテーマに作品を描かれていたということで、今回のネーミングとなりました」と商品名の由来を説明。実際の商品には、ドラえもんは単体時にベレー帽型メカとカブラペントライデントを装着可能、コロ助の刀は合体時に背面へ、ドラミのリボンは合体時に回転するなど、各ロボットにこだわりのギミックが搭載されているという。バンダイブースの中にも、実際の商品のサンプルが展示されていた。
さらにゲストとして、藤子・F・不二雄氏のチーフアシスタントで漫画家のむぎわらしんたろう、ドラえもん役の水田わさび、ドラミ役の千秋が登壇。むぎわらは「先生が長く漫画を続けてこられたのは、一コマ一コマ、小さい子供でもわかるように仕事をしてきた姿勢だと思います」、水田は「普段の暮らしの中に大冒険があるから、子どもたちが読んでいても身近に感じることができる」、千秋は「子供が知っておいたほうがいい夢、家族、友達、勇気が詰まっています。私は、学校以外のことをドラえもんからたくさん学んだので、娘にも『ドラえもん』を薦めています」と、それぞれに『ドラえもん』をはじめとした藤子・F・不二雄作品への想いを語っていた。
今年で生誕40周年にあたる「超合金」シリーズは、第一弾として1974年に商品化された『マジンガーZ』が、アニメの中で"超合金でつくられた"という設定から、商品名にも冠している。『超合金 マジンガーZ』は発売初年度に50万個を販売する大ヒット商品となり、その後もさまざまなキャラクターを商品化。これまでに約500種類の商品が発売されており、同じく40周年記念として、2014年6月21日発売の『超合金ハローキティ』、先日発表された9月27日発売の『超合金 太陽の塔のロボ』も話題となっている。
超合金 超合体SFロボ 藤子・F・不二雄キャラクターズ プロモーションムービー
(C)Fujiko Pro