アイ・オー・データ機器は11日、ネットワークカメラ「TS-WLCAM」と、同カメラの映像をテレビに表示できるネットワークカメラビューワ「Qwatch TV」をセットにした「TS-WLCAM/V」を発表した。6月末より発売する。価格は8,900円(税別)。

TS-WLCAM/V

10周年を迎える「Qwatch」シリーズの新製品。ネットワークカメラ「TS-WLCAM」と、ネットワークカメラビューワ「Qwatch TV」をセットにし、カメラの映像をTVに表示できる。ただし、テレビ表示は静止画のみで、動画や音声は表示できない。静止画の表示更新間隔は、VGA解像度で1秒に2回程度、SXVGA解像度で1秒に1回程度。

「Qwatch TV」は、ドングルタイプの無線LAN機器。TVのHDMIポートに接続するだけで使用でき、USBポートから給電する。ルータとネットワークカメラの接続が完了している状態なら、ルータのWPSボタンを押すだけでセットアップは完了。最大で4台までのネットワークカメラ映像を1台のテレビに表示でき、最大16台のネットワークカメラを登録しておける。

専用アプリ「QwatchView」を使うことで、インターネットを通じてスマートフォンなどでも映像を確認可能。アプリの提供は無料。ストリーミングした映像はNASなどへ保存しておける。最大3カ所の範囲を設定し、その範囲の動作を検知して通知する機能も搭載。

ネットワークカメラのTS-WLCAMは、吊り下げ設置にも対応

TS-WLCAMの背面とインタフェース

ネットワークカメラビューワのQwatch TV

ネットワークカメラ「TS-WLCAM」の主な仕様は、カメラ部が130万画素CMOSセンサー、対応解像度が1,280×720ドット(最大10fps)、640×480ドット、320×240ドット(ともに最大30fps)、対応フォーマットは、動画がMJPEG。静止画がJPG。

2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応し、セキュリティはWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(TKIP)、WEP(64/128bit)。10BASE-T/100BASE-TX対応の有線LAN×1基を搭載する。本体サイズは約W66×D37×H80mm、重量は約90g。

「Qwatch TV」の主な仕様は、対応解像度が1,280×960ドットと640×480ドット、対応フォーマットはJPG。2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応し、映像出力インタフェースにHDMI×1基、電源用にUSBポート×1基を搭載する。本体サイズはW70.5×D32.1×H10.4mm、重量は約29g。

対応OSはWindows XP(SP3) / Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X10.6以降、Android 2.3~2.4、Android 3.2、Android 4.0.~4.3、iOS 5.0~7.0。