マーシュはこのほど、同社が運営する「D STYLE WEB」のアンケート会員で最近3年以内に1回以上帰省をした全国の20歳~59歳男女600人を対象に実施した「帰省の手土産に関するアンケート」の結果を明らかにした。調査期間は5月15日~17日。

帰省時の手土産購入頻度

まず、自身や配偶者の帰省先へ行く際に「手土産」を購入して持って行く習慣があるかどうかを聞いたところ、51.3%が「手土産を毎回必ず買う」、34.3%が「ときどき買う」と回答し、8割以上が帰省時に手土産を購入していることが分かった。「手土産は買わない」と答えた人は14.3%だった。

帰省時に手土産を購入すると答えた人に、手土産の購入場所について尋ねると、「駅構内・駅ナカのデパート」が43.0%で最も多く、次いで「専門店」が39.7%、「駅構外のデパート」が37.2%と続いた。「その他」(6.6%)の内容としては「スーパー」が多く、他には「コンビニ」、「名産品が手に入る地元の店」、「旅行先で購入したものを持っていく」といった回答があった。

帰省の手土産の購入予算(1商品あたりではなく合計予算)を聞いたところ、「1,000円以上1,500円未満」が最も多く23.9%、次いで「1,500円以上2,000円未満」が17.9%と、1,000円~2,000円未満が4割を占める結果となった。

2,000円~3,000円は25.3%、3,000円~5,000円未満は18.3%となっている。「5,000円以上」と答えた人は8.6%で、20代で2.4%、40代で10.4%、50代では15.0%だった。

帰省時の手土産購入予算

帰省の手土産に購入しているものを尋ねると、「洋菓子(ケーキ、焼き菓子、ゼリー、チョコレートなど)」が79.0%で最も多く、次いで「和菓子(まんじゅう、団子、餅、ようかんなど)」が73.3%と続いた。「米菓(せんべい、おかきなど)」は32.9%、「菓子以外の食べ物」は12.6%、「お酒」は14.4%、「お茶、紅茶、コーヒーなどの飲み物」は9.7%となった。

帰省時の手土産として購入するもの

「菓子以外の食べ物」の具体的な内容としては、かまぼこ・シュウマイといった総菜系が多く、他にもつくだ煮、漬物、乾物、果物、パン、弁当などの回答があった。また、「食べ物・飲み物以外」の手土産は3.3%で、具体的には、衣類(服)、花、商品券、化粧品、洗剤などいろいろなものが挙がった。

「手土産は買わない」と回答した86人(14.3%)に、その理由を尋ねたところ、「会いに行く(顔を見せる)だけでも十分だと思うから」が、52.3%で最も多く、「買わなくていいと言われたから」が27.9%、「相手に気を遣わせてしまうから」が19.8%で続いた。