猫の保護活動を行う東京キャットガーディアンは、同団体のホームページにて、飼い主のいない猫の保護ボランティア活動「猫付きマンション」を案内している。今回は、東京都・大田区にある猫付きマンションを紹介する。
猫付きマンションとは
猫付きマンションは、「猫との生活を希望する入居者」と、「マンション経営で猫の助けになる活動をしたいと考えるマンションオーナー」、「成猫の保護場所を作り、多くの猫を救いたいと考える保護団体」の三者の思いが合致したシステム。新しいボランティア活動として、行政からも了承を得ている。
飼育を希望する人は、面談の上、所有権ではなく一時保護の場所として同シェルターの猫を選び、ペット飼育可能のマンションで猫を飼うことができる。「転勤が多い」「高齢だから心配」など様々な理由で猫の飼育をあきらめている人も猫の飼育が可能だ。
ペット共生型マンション
今回、案内する「コンシェリア馬込TERRACE」からは、専用庭付きの3室が"猫付きマンション"として登場する。平成26年3月に完成したばかりの物件で、専用庭付きのペット共生型マンションだ。
マンションがあるのは、東京都・大田区の中馬込。都営浅草線の「西馬込駅」(徒歩9分)と「馬込駅」(徒歩12分)の2駅を利用できる。
ペット共生型マンションなので、ペットのための設備も充実している。ペットの足洗い場やうんちダストも設置。
システムキッチンには2口ガスコンロを採用している。カウンタートップは、傷がつきにくく手入れの楽な人工大理石製。洗面台は、天板とボウルの継ぎ目がない一体型カウンタートップを採用した。
浴室には、24時間換気機能付の浴室換気乾燥暖房機が付いている。浴室の床には、水分が乾燥しやすい「イージードライフロア」を採用した。床が乾きやすいので、浴室に入った猫の足もとを濡らしてしまう心配が少ない。
部屋の向こうには専用庭が。日当たりもいいので、窓際は猫の日向ぼっこスペースになりそうだ。
広々とした専用庭付き。庭ではガーデニングなども楽しめる。外から専用庭・住戸へも部屋の鍵で自由に出入りでき、自転車やミニバイクも置くことが可能。
キッチン吊戸棚や、クローゼットなど、収納スペースも充実。吊戸棚には、地震の発生時に中のものが落下するのを防ぐ耐震ラッチを採用している。
部屋には、シンプルなシーリングライトが付いている。床は明るい色合いのフローリングを採用。
各戸には、高い防犯性能を発揮するリバーシブルピンシリンダー、非接触キーのオートロック、ハンズフリーカラーモニター付インターホンも付いており、セキュリティ面も安心。CATVサービス、光ファイバーインターネット(使用無料)も利用できる。
賃料は、月額8万7,500円、管理費8,500円。敷金は、猫は3カ月(犬は2カ月)。償却は猫2カ月(犬1カ月)。また、同物件利用にあたっては、保証会社への加入が必須となる(敷金プラス2カ月で外すことも可能)。
猫との暮らしがスタートするのは、物件に入居してから。入居後、一緒に暮らしたい猫(成猫)を東京キャットガーディアンのシェルターで選ぶという流れとなっている。
コンシェリア馬込TERRACE 108号室、コンシェリア馬込TERRACE 109号室、コンシェリア馬込TERRACE 110号室の詳細は、東京キャットガーディアンシェルター日記で案内している。
レポート記事
実際の猫マンションでの暮らしぶりはこちらから。猫マンションに住んでいる人を取材した。