ふなばしアンデルセン公園 子ども美術館では22日まで、企画展"「大海原に旅に出る! 」一ツ山チエ"を開催している。

『GORILLA'S MOM』2012年制作 横1,200×高920×幅1,350mm

一ツ山チエ氏

紙縒(こよ)りで作られた生きものたちに出会う展覧会

『セイウチの涙』2012年制作 お母さん 横1,900×高900×幅1,200mm/子ども 横950×高180×幅450mm

同展は、造形作家・一ツ山チエ氏による、紙縒(こよ)りにした新聞紙でほぼ実物大に作り上げた動物の作品展。展示室1では「海の生きものたち」をテーマにした新作を、エントランスと展示室2では過去の代表的な作品を展示する。

一ツ山氏は1982年、静岡県生まれ。大学卒業後、イラストレーターの仕事をしながら立体作品を作り続け、次第に新聞紙を用いて動物の姿をかたちづくるようになる。

1本1本縒ることで、紙の軽さを感じさせず、繊細な美しさと共に命が宿っているかの様なリアルさを表現。紙という身近な素材の持つあたたかさの中に、厳しい自然に生き抜く野生動物の逞しさや力強さ、優しさなどがあふれる作品となっている。

会期は、5月17日~6月22日。会場は、アンデルセン公園 子ども美術館 展示室1・2(千葉県船橋市金堀町525)。開園時間は9時30分~16時。土曜・日曜・祝日は17時まで。最終日は15時まで。子ども美術館は入館無料だが、アンデルセン公園の入園料が必要となる。