快眠・快適・機能的。"おもてなしの国、日本"の姿はビジネスホテルにもある。実際、利用者にも好評というとっておきのサービスを、全国に展開しているビジネスホテルの広報にうかがってみた。
寝る前に食べたいあのラーメンを提供
「ドーミーイン」では全国のホテルで、飲んだ後の一杯にちょうどいい「夜鳴きそば」を無料提供している。21:30~23:00のみのサービスで(PREMIUM京都では21:00~)、品切れになり次第終了となる。また、ホテルによっては漫画コーナーを設置しているので、ちょっとした気晴らしにも活用できる。加えて、朝とチェックイン時にはウエルカムコーヒーを提供。気持ちのいい朝から夜の小腹具合まで、キメ細かいサービスがあるのがうれしい。
全国に16店を展開している「三井ガーデンホテルズ」の「三井ガーデンホテル大阪プレミア」では、最上階に13~15階宿泊者専用のゲストラウンジを展開。15:00から22:00の間、無料でコーヒーなどのドリンクを提供している。
また、スペシャルルームの展開もサービスのひとつと言えるだろう。「三井ガーデンホテル上野」では、上野動物園の人気者「パンダ」のイメージそのまま、パンダに包まれたやさしい空間のスペシャルルームもデザイン。また、「三井ガーデンホテル熊本」では、ゆるきゃら「くまモン」をモチーフに、わくわくした空間にアレンジ。「パンダルーム」「くまRoom」ともに、幅広い年齢層に支持されているという。
快眠を追及した特別ルームも
全国に32店のホテルを展開している「リッチモンドホテルズ」では、入会金500円・年会費無料の「リッチモンドクラブ」に入会すると様々な特典が受けられるサービスを提供。宿泊するとポイントが貯まるほか、チェックアウトを12:00まで無料で延長できたり、「ロイヤルホスト」や「Sizzler」などのレストランで10%オフになったりする。そのほかのサービスとしては、全国の直営する28店で、未使用の朝食券をホテルオリジナルのチョコレートオレンジケーキなどに交換してくれるサービスもある。
「寝つき」だけではなく「目覚め」までを快眠と考えている「コンフォートホテル」では、一部のホテルに快眠をコンセプトにした客室「ひつじルーム」を導入している。スムーズな寝つきを考えた寝具類や入浴アイテム、目覚めを促す光浴ライトなど、睡眠を専門とする大学教授が監修した快眠アイテムを多数用意しており、睡眠不足で悩むビジネスパーソンの眠りをサポートしてくれる。
2015年3月末までに東京都心で新築ホテル客室1万室の事業展開を目指している「アパホテルズ&リゾーツ」では、新規店を中心に新しいアメニティーの仕様変更やエコへの取り組みなどを進めている。快眠へと誘うための寝具は、アパホテルオリジナルベッド「Cloud fit(クラウドフィット)」との相性を科学的に検証して開発したアパホテルオリジナル「3Dメッシュまくら」や、身体をやわらかく包む羽毛布団(デュベ)、着心地を重視したオリジナルナイトガウンを用意。また、Wi-Fi無料接続に加えて高速インターネット有線LAN無料接続もできるなど、ビジネス環境を強力にサポートしてくれる。
そのほか、送迎サービスや有料シアター、マッサージなどと様々なサービスがあり、同じチェーンホテルでも地域によって内容が変わってくる。中にはあまり知られていないものもあるので、実際に利用する時はいろいろスタッフに聞いてみるといいかもしれない。
※記事中の情報は2014年5月取材時のもの