NTTドコモは10日、アップルのタブレットPC「iPad Air」と「iPad mini Retinaディスプレイモデル」の販売を開始した。iPad AirとiPad mini Retinaディスプレイモデルは処理能力の高いA7チップと高度なグラフィックを実現するRetinaディスプレイを搭載している。
iPad Air は、264ppi・2048×1536ドットの9.7インチのRetinaディスプレイを搭載したタブレット端末。従来モデルと比較してベゼル部を43%狭額縁化し、厚さは従来モデルの9.4mmから20%薄く7.5mmとなった。チップセットはA7とM7モーションコプロセッサで、オートフォーカス対応の5メガピクセルiSightカメラを搭載。OSはiOS 7を採用する。機能面では、FaceTime HDカメラに対応するほか、1080pのHDビデオ、HDR写真の撮影が可能。
iPad miniは、高精細のRetinaディスプレイを搭載したのが特徴。初代iPad miniとディスプレイサイズは同じだが、初代iPad miniのディスプレイ解像度が1024×768ドットなのに対し、iPad mini Retinaディスプレイモデルは、2,048×1536ピクセル(326ppi)と大幅に向上している。プロセッサーも64ビットアーキテクチャ搭載の「Apple A7」チップ、M7モーションコプロセッサとなり、初代よりも4倍の処理速度、8倍のグラフィック性能となる。
機種代金(新規契約/機種変更/契約変更)は、iPad Airは2年間の利用で実質負担が6,480円(16GB)/16,200円(32GB)/27,000円(64GB)/36,720円(128GB)となっており、iPad mini Retinaディスプレイモデルは、同じく2年間の利用で実質負担が0円(16GB)/7,560円(32GB)/17,280円(64GB)/28,080円(128GB)となっている。購入はドコモオンラインショップでも可能となっている。
今回の販売開始にあわせ、ドコモは「ファミリー特割」と「iPadボーナスパケットキャンペーン」という2つのキャンペーンを展開している。
「ファミリー特割」では、家族一緒に端末を2台以上購入すると、1台につき税込み10,000円相当が還元される。端末を分割で購入する場合は、8月の請求金額から(7月利用分)10,000円分減額される。端末を一括で購入する場合は、10,000ドコモポイントが付与される。実施期間は2014年6月30日まで。
「iPadボーナスパケットキャンペーン」では、最大13カ月間、月々の利用可能なデータ量が自動で1Gバイト増量される。「データプラン(スマホ/タブ)」を契約し、かつ「シェアパック」の代表・子回線か「2台目プラス」対象回線にした場合、同キャンペーンに申し込むことができる。期間は2014年12月31日までとなっている。