俳優の竹野内豊が、2015年の公開に向けて映画化が決定した『at HOME』で主演を務め、女優・松雪泰子と共演する。
本作は1994年『眠りの海』で小説推理新人賞を受賞し、1999年『MISSING』で単行本デビューを飾った作家・本多孝好氏の『at Home』(角川文庫)を原作に、DREAMS COME TRUEの名曲を映画化した『未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』で監督デビューを果たした蝶野博監督がメガホンをとった。
父は空き巣泥棒、母は結婚詐欺師、長男は偽造職人。5人家族の全員が犯罪で生計を立てている一家が、詐欺を目論んだ母が拉致され、身代金を要求されたたために奪還作戦を計画する。それぞれの暗い過去、血縁ではなくても必死になる姿などを描くことで、「家族とは?」と投げかける。 空き巣を生業とする泥棒で、ちょっと抜けた性格だが義理人情には人一倍弱い"父さん"こと和彦を竹野内、"母さん"こと結婚詐欺師の皐月を松雪泰子が演じる。
竹野内は、「原作者の本多孝好さんの描く家族のカタチ、登場人物の楽しい会話、そこに映る一人一人の存在感が魅力的でした。血縁と言う繋がりはなくても、家族を想い、共に助け合いながら生きて行く様は心に残ります」と本作の魅力を語り、「松雪さんをはじめとするキャストの方々と、熱いスタッフとともに、素敵な映画をお届け出来る様に頑張りますので楽しみにしていてください」と意気込んでいる。