14、5歳時に黒人差別語を発していた映像が流出してしまい、非難の的となっているカナダ出身のポップス・R&Bシンガーのジャスティン・ビーバーが、米ニューヨークにある友人宅の浴槽で洗礼式を行っていたことが明らかになった。
今年は強盗未遂や靖国神社訪問、そして今回の黒人差別語問題と謝罪続きのジャスティンだが、お風呂で洗礼式を行い、自身の罪の数々を洗い流したという。カール・レンツ牧師がTMZに伝えたところによると、今回の問題映像が世間に出る前、牧師とジャスティンは一週間の間、集中的に聖書を読んでいたらしい。ジャスティンは、ミサに出席して聖書の内容を学んだものの、邪魔をされずに洗礼を受けられる教会が見つけられず、友人宅の浴室での洗礼式に至っている。ちなみに、この流出した映像は、ジャスティンがある男性から表に出さないかわりに100万ドル(約1億円)の支払いを要求されていたとも報じられている。
一方で、アッシャー、ウーピー・ゴールドバーグ、マイク・タイソン、ヤング・マネー、フロイド・メイウェザーやソウルジャ・ボーイといった数々の著名な黒人たちは、ジャスティンが黒人を差別する言葉を発し、白人至上主義グループ「クー・クラックス・クラン」(KKK)に入門すると歌ったことに対し、ジャスティンは世間知らずの14歳の少年だっただけで、人種差別主義者ではないと擁護している。ジャスティンの指導者であり、ずっとマネージャーを務めているアッシャーは、インスタグラムで次のように話している。
「若者として、ジャスティン・ビーバーが困難な道を歩んできたのを見てきて、ジャスティンがいつも最善の道を選んできたとは言えない。しかし、人種差別主義者でないことだけは確かだよ。5年前の奴は、人種差別的発言がもたらすネガティブなことや不名誉なことが理解できない、世間知らずの子供だった。今のジャスティンは、自身を最高の状態するための機会を目の前にしている若者だ。つまり、ジャスティンの好きな何百万もの子供たちが同じような過ちを起さないように伝えることもできるんだ」
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